京都大学アカデミックデイ2014

光子のふしぎと量子情報科学

研究者からの一言:光のふしぎをつかったおもちゃも展示する予定です。

光は、「光子(こうし)」と呼ばれるエネルギーの粒から出来ています。私たちの研究室では、その光子を一粒づつ、自在に操ることで、光子の持つ不思議な性質の解明を目指すと共に、量子コンピューターや新しい計測技術などの応用について研究しています。 今回の立ち話では、ぜひ、この「光子」の不思議な性質、面白さについてお話できればと思っています。

出展代表者

工学研究科 電子工学専攻
 竹内 繁樹 教授

参加者

工学研究科 電子工学専攻
 竹内 繁樹 教授
 岡本 亮 非常勤講師
北海道大学電子科学研究所
 高島 秀聡 博士研究員

来場者より

期待してるで賞
むずかしいことをわかりやすく伝える工夫があふれてる賞
研究をがんばってほしいで賞
光は不思議で賞
量子コンピュータ早くほしいで賞
最も分かりやすかったで賞
偏光フィルタ欲しい賞
奨励賞
子どもが楽しいで賞
話がおもしろいで賞
未来を楽しくしてください賞
興味深いで賞
早く活用できるようにして欲しいで賞
ワクワクしたで賞
先生の話がわかりやすかったで賞

アカデミックデイを経ての感想

想像より非常に多数の方にご関心をお持ち頂いて、とても嬉しかったです。 また、学生(4回生および院生)多数にも説明してもらったのですが、彼らにも 本当によい勉強と刺激になっておりました。有り難うございます。 他の研究者の方の展示も、大変興味深く、京大の学問の幅広さ、奥の深さ を実感するよい機会となりました。 また、連携しての書籍販売コーナーに、拙著も展示頂いたのですが、発表内容に 興味を持たれた方が、より知識を深めていただくのに、実際に役立っておりまし た。また、他の京大の先生の著書やお勧め本も大変興味深かったです。

竹内 繁樹

フォトギャラリー

研究者の本棚

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

今ハマっている本(誰かとこの本について話したい)

ミツバチの会議―なぜ常に最良の意志決定ができるのか

トーマス・シーリー著、片岡夏実訳 / 築地書館

北野正雄先生からご紹介いただいたのですが、はまっています。100匹を超える探索ミツバチが、次の巣場所の候補を選んできて、それぞれが意見を出し合い、「議論」の上で、原則全員一致で決定しているなんて、驚きでしょう?

取り扱い: 京都大学図書館/ 京都府立図書館

若者にお勧めしたい本

中谷宇吉郎著 / 岩波文庫

雪の結晶を最初に人工的に実現した、中谷先生の話は聞いたことがおありかもしれませんが、その研究のエピソードは、とても楽しいです。

取り扱い: 京都大学図書館/ 京都府立図書館

物理学はいかに創られたか

アインシュタイン、インフェルト著、石原純訳 / 岩波書店

アインシュタインが、物理学を中心にした自然科学がどのように発展してきたかを、ほんとうに簡明に書いてくださった本です。その簡潔さには感動します。非常におすすめです。

取り扱い: 京都大学図書館/ 京都府立図書館

自分の研究に関連して紹介したい本

量子コンピュータ

竹内繁樹著 / ブルーバックス

光の不思議と、量子コンピュータについて書いた本です。今回の話に興味を持って頂いた方には、ご覧頂けたらと思います。

取り扱い: 京都大学図書館/ 京都府立図書館

光と物質のふしぎな理論

R.P.ファインマン著、釜江常好・大貫昌子訳 / 岩波書店

ファインマン先生がノーベル賞を、朝永先生と共同受賞された量子電磁気学を、なんと数式をつかわずに説明した本です。私は学生の頃によんで、目からうろこが落ちる気がしたのを覚えています。

取り扱い: 京都大学図書館/ 京都府立図書館

  • Facebook
  • Twitter