アカデミックデイ2014
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遺伝子からみた老化とがん

研究者からの一言 がんとは何か、遺伝子から研究しています

概要

高齢化社会を迎えつつある日本において、2人に1人はがんになり、3人に1人はがんで亡くなられています。がんは、我々の身体の設計図である遺伝子に傷がつくことが主たる原因と考えられていますが、なぜ、年を取るとがんになりやすくなるのか、最新の遺伝子解析方法を用いて、遺伝子から明らかにすることを目指しています。

出展代表者

医学研究科 腫瘍生物学講座
 眞田 昌 助教

参加者

医学研究科 腫瘍生物学講座
 眞田 昌 助教

来場者より

将来研究したい賞
メカニズムの解明が楽しみで賞
ワクワクしたで賞
よく説明してくれたで賞
解明を急いでほしいで賞
近未来には実用が必要な研究で賞
健康優良児大賞
ワクワクしたで賞
がんのいろいろ教えてくれてありがとう!賞
人間をみつめる学問で賞
質問に丁寧に答えて下さって有り難う御座いました賞

アカデミックデイを経ての感想

これまでにも研究者以外の方を対象とした研究成果の紹介をした経験はありましたが、1対1の対話形式での経験は初めてだったので、お話をさせていただいた来場者の方々の反応が非常に新鮮でした。今までの発表が、いかに独り善がりのものであったかと、強く認識させられました。
我々が取り組んでいる研究は、すべてのヒトが持っている遺伝子を対象とし、近年の技術革新により、研究の成果が病気の治療や予防など、非常に身近なところに還元されようとしています。一方で、究極の個人情報ともいえる遺伝情報をどのように扱っていけばいいか、情報保護や倫理的や問題など、社会として解決していかねばならない課題も多く抱えています。その観点からも、研究成果を広く社会に発信していくことも研究者の重要な責務であり、とても有意義な経験となりました。

眞田 昌

フォトギャラリー

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研究者の本棚

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

= 取り扱いあり

今の仕事(研究、進路)を選ぶきっかけになった本

精神と物質―分子生物学はどこまで生命の謎を解けるか

立花隆・利根川進、文春文庫

分子生物学への興味を誘ってくれたとともに、研究者に対する憧れを抱かせてくれた本です。

利己的な遺伝子

リチャード・ドーキンス著、日高敏隆他訳、紀伊國屋書店

進化や自然選択を遺伝子の視点から解釈した有名な本。完読できたかの記憶は定かではないですが、「生物は遺伝子によって利用される"乗り物"に過ぎない」というセンセーショナルな表現に、生命の本質は何なんだろうという興味を抱いたのが、今の仕事につながっているかもしれません。

若者にお勧めしたい本

偶然と必然

ジャック・モノー著、渡辺格。村上光彦訳、みすず書房

自分の研究に関連して紹介したい本

遺伝子医療革命 ゲノム科学がわたしたちを変える

フランシス・S・コリンズ著、矢野真千子訳、日本放送出版協会

個人の遺伝子配列情報を知ることができるようになった現在の状況と未来をヒトゲノムプロジェクトのリーダーが分かりやすく解説している。