京都大学アカデミックデイ2015

ナノ空間の世界と化学

研究者からの一言:狭い場所に閉じ込められた分子はどんな気持ちだろう?

物質に囲まれた空間をナノサイズまで小さくすると、どうなるでしょうか?実は目で見える空間とまったく性質の異なるナノ空間の世界があります。私たちは、化学の力を使って、自在にナノ空間の世界を作ることを可能にしました。ナノ空間の世界を活用し、環境やエネルギー分野に貢献する物質を作る研究をしています。

出展代表者

物質-細胞統合システム拠点
 北川 進 拠点長/教授

参加者

物質-細胞統合システム拠点
 北川 進 拠点長/教授
 松田 亮太郎 特定准教授
 細野 暢彦 特定助教
 日下 心平 特定助教
 大場 惟史 特定研究員
 Ko Nakeun 特定研究員
 堀 彰宏 特定研究員

関連URL

http://www.kitagawa.icems.kyoto-u.ac.jp/katsura/

来場者より

将来有望で賞
わかりやすかったで賞
ナノ賞

アカデミックデイを経ての感想

今回初めての参加ということで、手探りな感じでのポスター制作となりました。

当日の来場者数は予想以上で、学外の研究者の方から家族連れまで色々な方に来ていただきました。

他の出展者のポスターも分かりやすく作っているものが多く参考になりました。

見た目に映えるようなパフォーマンスができればもっと良かったと思います。

フォトギャラリー

研究者の本棚

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

今の仕事(研究、進路)を選ぶきっかけになった本

元素の小辞典

高木 仁三郎 著 / 岩波ジュニア新書

個性豊かな100以上もの元素をどのように組み合わせて使っていくか、それが化学の醍醐味。そんな元素達に纏わるエピソードをまとめた本です。小学生からでも手軽に化学を楽しめます。

取り扱い: 京都大学図書館

若者にお勧めしたい本

化学物質はなぜ嫌われるのか

佐藤 健太郎 著 / 技術評論社

科学には負の側面が付き物ではあるが、時として根拠のない偏見により強調されがちである。科学技術の恩恵とリスクに対してどのように向き合っていくべきか、本書ではそうした負の側面の代表格と言える「化学物質」に焦点を当てて分かりやすく解説している。

取り扱い: 京都大学図書館

自分の研究に関連して紹介したい本

集積型金属錯体

北川 進 著 / 講談社

ナノ空間は単なる小さな空間ではなく、設計により特異な構造と機能を発現させることが出来る。ナノ空間を創生するための代表的手法である集積型金属錯体を設計・構築するための基礎理論・実例を解説した研究者向けのバイブルです。

取り扱い: 京都大学図書館/ 京都府立図書館

CSJカレントレビュー03 革新的な多孔質材料

日本化学会 編 / 化学同人

ナノ空間の化学の研究トレンドを基礎から先端研究まで広く紹介しています。この分野の入門として最適な一冊です。

取り扱い: 京都大学図書館

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