アカデミックデイ2015
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目を背けたい世界の大規模犯罪のその後

研究者からの一言 国際刑事裁判所に日本人裁判官がいるの知ってました?

概要

世界では、ジェノサイド、テロ、人身売買といった大規模犯罪が、国境を越えて行われてきました。普通の犯罪とは違う、さらにおぞましい犯罪に立ち向かう、処罰や被害者救済の国際的な制度の発展等について紹介します。

出展代表者

法学研究科
 越智 萌 日本学術振興会特別研究員(SPD)

参加者

法学研究科
 越智 萌 日本学術振興会特別研究員(SPD)
 山下 朋子 日本学術振興会特別研究員(PD)

関連URL

来場者より

良かった賞
興味深かったで賞
めっちゃおもしろかった賞
ニュースで見かけるのは難しい気づけないところを研究しているで賞
もっと世界に目を向けよう賞
研究を大成して欲しい賞
大切なことで賞
あらそいをなくしたいで賞

アカデミックデイを経ての感想

私たちのブースに足を止めてくださった方、
遠くからポスターだけでも眺めてくださった方、
本当にありがとうございました。

普段のニュースからだけでは得られない、
大規模犯罪の裏側や後処理について、
少しでも関心をもっていただけたことを祈っています。


●皆様への問いかけと答え

私たちは国際法の研究者ですが、
今回はあえて法的な議論ではなく、
事実関係の紹介にとどめて、
来場者の皆様の意見を集めてみました。

   お題は「(大規模犯罪の後処理について)未来につながる制度とは?」

ご意見:

・経済的基盤を確立して、仕事に生きがいを感じられるようにする。
・一人一人の対話を通じて和解する。
・裁判して処刑するほかない。

などなど。。。

でも、やはり、うーんと頭をひねって、
「むずかしいねー」と共感してくださった方が多かったですね。

いろいろな意見をお寄せくださった方々に、心よりお礼申し上げます。


●嬉しかったこと

研究者は、普段は目の前にある一見細かな問題と
向き合いながら仕事をしています。

でも、それは本当は、世界の人たちの役に立つという
大きな目標を達成するための一歩一歩です。

でも、普段はそれを見失ったり、
忘れかけたりすることもあります。。。

自分が時間をかけてやっていることが、
本当に役に立つのか?
みなさんに認めてもらえるだろうか?

といった不安を感じることもあります。

そんな中、今回の来場者の方々に、
こんな研究があることを知らなかった、これは必要だと思う、がんばってほしい、
などの声をかけてもらえたことは、本当に嬉しかったです!

これからも、皆様からいただいた励みをばねに、
研究を頑張っていきたいと思います。


なにか聞きたいことなどあれば、いつでも、

HP(http://ochmgm.wix.com/megumiochi)や

ブログ(http://blog.livedoor.jp/megumiochi-internationalcriminaljustice/)、

Twitter(https://twitter.com/ochimegumi)

などを通じたコミュニケーションをお待ちしています!

 

このたびは本当に、ご来場くださいましてありがとうございました。


代表者 越智 萌

フォトギャラリー

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研究者の本棚

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

= 取り扱いあり

今の仕事(研究、進路)を選ぶことになったきっかけになった本

人道的介入―正義の武力行使はあるか

最上俊樹 著/岩波書店、2001年

大規模暴力に苦しむ人民のために、武力で介入することは正当化されるかという問題について、考えるきっかけとなった本。

クリティカル・シンキング練習帳

ニール・ブラウン 著/OHP研究所、2004年

研究に必要な、批判的な見方の方法論について学べる本。常識や偏見にとらわれずに自分の意見を言うことなら、私にもできる、と思わせてくれた本。

今ハマっている本(誰かとこの本について話したい)

ジェノサイド

高野和明 著/角川書店、2013年

  • 京都府立図書館

SF小説と思いきや、詳細な取材や参考文献の検討を通じて、コンゴの密林で繰り広げられる児童兵をつかった虐殺やアメリカ軍による特殊作戦といった、世界の裏側を描いています。

13階段

高野和明 著/講談社、2004年

  • 京都府立図書館

メインは死刑執行までに冤罪を暴くという推理小説ながら、現代日本が抱える死刑制度における諸問題や、保護司や保護観察の制度など、刑事司法の制度について学べる本。

若者にお勧めしたい本

復讐と赦しのあいだ―ジェノサイドと大規模暴力の後で歴史と向き合う

マーサ・ミノウ 著/信山社、2003年

悲惨な大規模犯罪の、被害者を癒す本当に有効な方法とはなにかについて考える、インスピレーションを与えてくれる本。

なぜ、世界はルワンダを救えなかったのか―PKO司令官の手記

ロメオ・ダレール 著/風行社、2012年

ルワンダのジェノサイドに介入したPKO司令官が見た現実を伝えてくれる本。

自分の研究に関連して紹介したい本

国際人権・刑事法概論

尾崎久仁子 著/信山社、2004年

近年の国際人権法と刑事法の諸問題について、わかりやすく紹介しています。

戦争犯罪とは何か

藤田久一 著/岩波書店、1995年

東京裁判、ニュルンベルク裁判から、近年に至るまで、武力紛争において行われる非人道的行為を犯罪としてきた過程について知れる本。