アカデミックデイ2015
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磁石に応答して動く有機液晶物質の発見

研究者からの一言 応用範囲の広い磁石応答性有機ソフト物質を作ってます

概要

弱い永久磁石に応答して水面上を自由に動く一連の有機ラジカル液晶物質の合成に世界ではじめて成功した。この物質が液晶状態の時にのみ、低磁場中で大きな強磁性的相互作用が発現することを明らかにし、この複雑系現象を「磁気液晶効果(Magneto-LC Effects)」と命名した。

出展代表者

人間・環境学研究科 相関環境学専攻 分子・生命環境論講座
 田村 類 教授

参加者

人間・環境学研究科
 田村 類 教授
 武元 佑紗 日本学術振興会特別研究員DC1

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来場者より

磁石に応答して動く有機液晶物質の発見賞

写真:磁石に応答して動く有機液晶物質の発見

アカデミックデイを経ての感想

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研究者の本棚

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

= 取り扱いあり

今の仕事(研究、進路)を選ぶことになったきっかけになった本

複雑系-科学革命の震源地・サンタフェ研究所の天才たち

Mitchell M. Waldrop 著/新潮文庫

2000年頃、何気なく購入して読んだこの本が、それまで自分が発見した不思議な化学現象が複雑系事象として理解できることを示唆してくれた。これにより、メカニズムの解明がおおいに進展した。

若者にお勧めしたい本

「複雑系」とは何か

吉永良正 著/講談社現代新書

複雑系に関する入門書である。

宇宙が始まる前には何があったのか?

L. M. Krauss 著/文芸春秋

ビッグバンや物質と反物質の対称性について平易に解説している。

キラル化学-その起源から最新のキラル材料研究まで

日本化学会 編/化学同人

今日のキラル化学に関する最先端の研究を平易に解説している。

自己組織化と進化の理論-宇宙を貫く複雑系の法則

Stuart Kauffman 著/筑摩書房

非平衡自己組織化の観点から、生命の起源・生物進化・経済システム・民主主義の誕生を解説している。

自分の研究に関連して紹介したい本

対称性-レーダーマンが語る量子から宇宙まで

L. M. Lederman, C. T. Hill 著/白楊社

複雑系の真髄である相転移とそれに伴って発現する対称性の破れについて平易に解説している。

無の科学-ゼロの発見からストリング理論まで

K. C. Cole 著/白楊社

宇宙の起源とも密接に関連する「無」について科学的立場から平易に解説している。

無の本-ゼロ、真空、宇宙の起源

K. C. Cole 著/白楊社

「無」について、科学・神学・哲学・文学の各立場から解説している。