アカデミックデイ2015
概要
植物は、様々な薬用成分を作っています。昨年は、植物細胞や、微生物で効率的につくる方法について紹介しました。今回は、効率的に作るための道具(生合成酵素遺伝子)を見出す方法について紹介します。
出展代表者
生命科学研究科 統合生命科学専攻 全能性統御機構学分野
佐藤 文彦 教授
参加者
生命科学研究科
佐藤 文彦 教授
山田 泰之 特定研究員
堀 健太郎 博士課程3年
関連URL
来場者より
光るDNA賞
おもしろかったで賞

アカデミックデイを経ての感想
発表した内容は専門的な研究の話であり、「ポスターを見ただけでは訳が分からなかったけど、丁寧に説明してもらえて、とても深い話だと分かった。面白かった」と言っていただけたのが、我々にとって非常に励みになります。
また、薬の開発への期待も大きいことが質問から感じられました。
できるだけ、期待に応えられるよう、さらに、研究に励んでいきたいと思います。
フォトギャラリー
研究者の本棚
本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。
= 取り扱いあり
今の仕事(研究、進路)を選ぶことになったきっかけになった本
沈黙の春
レイチェル・カールソン 著、青樹簗一 訳/新潮社
- 京都大学図書館
- 京都府立図書館
低リスクであり、便利で使いやすいと考えられていたものが、場合によっては、生体濃縮され、人間を含めた生態系に毒性をもたらす可能性を示唆した歴史的な名著。自分自身の研究の方向を考える参考になりました。
若者にお勧めしたい本
有機農業と遺伝子組換え食品 明日の食卓
椎名隆・石崎陽子他 訳/丸善出版
- 京都大学図書館
- 京都府立図書館
有機農業と遺伝子組換え作物は相容れないとおもっていませんか?実際に、それぞれの専門家(夫婦)が持続的な農業のありかたについて、実践を交えながら執筆した本の翻訳です。ちょっと前の出版ですが、是非読んで欲しい本です。
自分の研究に関連して紹介したい本
植物で未来をつくる
松永和紀 著/化学同人
- 京都大学図書館
- 京都府立図書館
遺伝子組換え作物というと不安だという声を良く聞きますが、その技術のもつ可能性をもっとしってほしいという日本人研究者の声をインタビューした本です。植物科学を目指す若者に是非読んで頂きたいと思います。