アカデミックデイ2015
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ICTが守るビッグデータ応用の創薬

研究者からの一言 ビッグデータって知っていますか?

概要

現在、遺伝子と病気の関係が解明されつつあり、創薬は、巨大なデータの中で、病気の原因となる遺伝子と結合できる化合物を薬候補として捜し出します。そこで、ICTが得意とする情報処理技術による薬候補の発見とその副作用予測を、統計・機械学習・データベースを用いて実現しました。

出展代表者

医学研究科 臨床システム腫瘍学講座
 江谷 典子 特定研究員(JST CREST)

参加者

医学研究科
 江谷 典子 特定研究員(JST CREST)

関連URL

来場者より

ICTで守るビックデータ賞
もっと活躍してほしいで賞

アカデミックデイを経ての感想

研究の全体像や将来の展望をさらに理解してまとめる機会となりました。

日本の「ビッグデータの利活用」や「個別化医療」は出発点に立ったばかりですが、その出発点でお話をさせていただいたり、熱心にお話をしてくださる方々が多く来場されたことには驚きつつ、感謝しております。

将来展望として提供した「個別化医療」の資料を熱心に見られたり、メモに取られた方々にとって、病気や医療への不安を解決できる手立てになれば幸いです。

工学博士として、「工学とは、数学と自然科学を基礎とし、ときには人文社会科学の知見を用いて、公共の安全、健康、福祉のために有用な事物や快適な環境を構築することを目的とする学問である」という定義を再認識しました。

楽しい時間を共有させていただいた来場者の方々、ありがとうございました。

フォトギャラリー

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研究者の本棚

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

= 取り扱いあり

今の仕事(研究、進路)を選ぶきっかけになった本

TRONを創る

坂村健 著

企業に就職して、コンピュータ開発の夢を実現させている頃、アップルコンピュータのような統一感のある操作性を追求していました。MS-DOSマシンにBTRON仕様を実装した試作機も作っていました。技術立国日本と言われ、企業のコンピュータ開発は、大いなる夢と将来があった時代です。

若者にお勧めしたい本

スーパーエンジニアへの道

G.M.ワインバーグ 著

プログラマとして、エンジニアとして、働くことは、物作り屋のプライドであります。夢を形にして、製品として、この世に登場させることができるからです。しかし、この幸福を持続するには、やはり、リーダーとなり、この幸福な時間が、長く続くように開拓し、組織を守ることが必要です。

自分の研究に関連して紹介したい本

プログラミングの宝箱 アルゴリズムとデータ構造

紀平拓男・春日伸弥 著

マルチコアプロセッサーの登場により、並列処理による高速化を評価する機会があり、基本的なアルゴリズムを見直す上で役立ちました。サンプルプログラムは、CとJavaで書かれており、インターネットからダウンロードができます。

誰のためのデザイン?

D.A.ノーマン 著

ノーマン先生が来日されて講演をされた時、会場で購入し、ノーマン先生と握手をして、サインをいただいた記念品を持ています。認知科学者でもなく、ユーザインタフェースの研究者でもなくても、「物つくり」における設計論として読むと面白いです。

コンピュータと認知を理解する

テリー・ウィノグラード 著

ロボットや人工知能を擬人化しすぎる風潮のある中で、その限界を正しく理解し、人間の道具として使えるような設計を考えさせてくれる本です。

わかりやすいJava入門 オブジェクト指向編

川場隆 著

オブジェクト指向の特徴的なデータ構造とJava言語による操作が、一目瞭然で分かります。

Javaのオブジェクト指向がゼッタイにわかる本

立山秀利 著

「おもちゃ屋の店主の日常」を例題に、オブジェクト指向らしい仕様変更を行いながら、頑強性のあるJavaプログラミングテクニックが学べます。

JavaによるWebアプリケーション入門-サーブレット・JSP・Struts-

中所武司・藤原克哉 著

Webアプリケーションを作るための基本が学べます。例題で登場している「図書管理システム」のドメインオブジェクトは、アプリケーション開発におけるモデルを検証するにも役立ちます。