京都大学アカデミックデイ2015

歴史にまなぶ大地震(13:30-15:00)

研究者からの一言:地元で起きた過去の地震や災害を知っていますか?

過去に発生した地震について、むかしのひとが書いた文書や日記などを読むことにより調査する「歴史地震研究」について紹介します。また、地震の予知のために行われている研究について、来場者の皆さんと議論したいと思います。

出展代表者

防災研究所
 加納 靖之 助教

参加者

防災研究所
 加納 靖之 助教

関連URL

http://www.rcep.dpri.kyoto-u.ac.jp/

来場者より

もっと歴史にまなんで自信をつけま賞
これからも研究を頑張って欲しいで賞
正直に話をしてくれたで賞
もっと勉強したいで賞

フォトギャラリー

研究者の本棚

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

今の仕事(研究、進路)を選ぶきっかけになった本

黒い虹―阪神大震災遺児たちの一年

あしなが育英会 編

兵庫県南部地震の被害を目の当たりにしたことは、地震の研究をすることへの大きな動機づけになりました。

取り扱い: 京都大学図書館/ 京都府立図書館

地震と断層の力学 第二版

C.H.ショルツ 著, 柳谷俊・中谷正生 訳

英語版はゼミで必死に勉強した。自分の指導教員だった先生が思いを込めて翻訳している。

取り扱い: 京都大学図書館/ 京都府立図書館

今ハマっている本(誰かとこの本について話したい)

信越震漲録

わたしがはじめて読んだ古文書です。(理学研究科所蔵)

日本の地震予知研究130年史 明治期から東日本大震災まで

泊次郎 著

分厚いけれど、各時代の背景や、研究の方向性の変更が結局は繰り返しているという指摘が鋭い。(服装の流行などとも似てるかも。)

取り扱い: 京都大学図書館/ 京都府立図書館

若者にお勧めしたい本

岩波ジュニア科学講座〈第8巻〉変動する地球

斎藤 靖二・綱川 秀夫 著

地球科学の全体をざっくり学ぶのによいと思います。

取り扱い: 京都府立図書館

科学はどこまでいくのか

池田 清彦 著

自分の研究に関連して紹介したい本

日本被害地震総覧 599-2012

宇佐美龍夫・石井寿・今村隆正・武村雅之・松浦律子 著

およそ1400年にわたる日本の被害地震のカタログ。

取り扱い: 京都大学図書館/ 京都府立図書館

The Orphan Tsunami of 1700 - Japanese Clues to a Parent Earthquake in North America

Atwater ほか

英語、日本語、くずし字、地質学、地震学、歴史学が入りまじったおもしろい報告書。 http://pubs.usgs.gov/pp/pp1707/

取り扱い: 京都大学図書館

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