京都大学アカデミックデイ2017

ナノ空間の世界と化学

研究者からの一言:狭い場所に閉じ込められた分子はどんな気持ちだろう?

ナノテクノロジーはナノサイズの「物質」を作り、新しい機能を生み出す技術である。
では、ナノサイズの「空洞」(ナノ空間)はどうでしょうか?
実は、ナノ空間には特定の分子を捕まえたり、溜め込んだりできる。
私たちは、そのようなナノ空間をデザインし、環境やエネルギー分野に貢献できる新しい物質開発を行っています。

出展代表者

高等研究院
 北川 進 特別教授

参加者

高等研究院
 北川 進 特別教授
 細野 暢彦 特定助教
 日下 心平 特定助教
 尾本 賢一郎 特定研究員

関連URL

http://www.kitagawa.icems.kyoto-u.ac.jp/

来場者より

目指していることを達成してほしい賞

アカデミックデイを経ての感想

ポスター発表を通じて、様々な分野や年齢の方々に研究を知っていただくことができました。

普段我々が気づかない点についても議論することができ、研究を客観的に見る大変素晴らしい機会であったと思います。

今回の経験を通じて、社会と自分の研究との関わりやその発信法などについても是非考えていきたいと思います。

当日お越しいただきました皆様、運営の皆様にこの場をお借りして御礼申し上げます。

フォトギャラリー

研究者の本棚

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

若者にお勧めしたい本

化学物質はなぜ嫌われるのか : 「化学物質」のニュースを読み解く

佐藤 健太郎 / 技術評論社

科学には負の側面が付き物ではあるが、時として根拠のない偏見により強調されがちである。 科学技術の恩恵とリスクに対してどのように向き合っていくべきか、本書ではそうした負の側面の代表格と言える「化学物質」に焦点を当てて分かりやすく解説している。

取り扱い: 京都大学図書館

自分の研究に関連して紹介したい本

集積型金属錯体 : クリスタルエンジニアリングからフロンティアオービタルエンジニアリングへ

北川進 / 講談社

ナノ空間は単なる小さな空間ではなく、設計により特異な構造と機能を発現させることが出来る。 ナノ空間を創生するための代表的手法である集積型金属錯体を設計・構築するための基礎理論・実例を解説した研究者向けのバイブルです。

取り扱い: 京都大学図書館

革新的な多孔質材料 : 空間をもつ機能性物質の創成

日本化学会 / 化学同人

ナノ空間の化学の研究トレンドを基礎から先端研究まで広く紹介しています。 この分野の入門として最適な一冊です。

取り扱い: 京都大学図書館

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