京都大学アカデミックデイ2018

森里海と私たちのつながりを捉え直そう

研究者からの一言:森里海のつながりを一緒に体験しませんか?

「森里海の連環」とはどういう事でしょうか。何となく、山から海へ川が流れていることは想像できます。しかし普段の生活の中で、森里海の連環や分断により起きる問題を意識する機会は殆どありません。森里海のつながりや様々な問題を実感し、自分ごととして行動していく、研究者と市民のネットワークについてご紹介します。

出展代表者

学際融合教育研究推進センター 森里海連環学教育研究ユニット
 赤石 大輔 特定助教

参加者

学際融合教育研究推進センター 森里海連環学教育研究ユニット
 赤石 大輔 特定助教
 清水 夏樹 特定准教授
 清水 美香 特定准教授
 法理 樹里 特定研究員
フィールド科学教育研究センター
 徳地 直子 教授
 石原 正恵 准教授

来場者より

長い研究に頑張ってほしいで賞
どんどんすすめてほしいで賞
環境にやさしいで賞
つながりを感じられたで賞
夢が広がるで賞
きれいな色で賞
話をよく聞いてくれたで賞
京都全体で研究にとりくみたいで賞
とてもわかりやすかったで賞

アカデミックデイを経ての感想

大勢の方にお越しいただき、お話をさせていただきました。
皆さんに教えていただいた、森里海の気になること、知りたいこと
について、今後研究を進め、またアカデミックデイでご紹介
したいと思います。

フォトギャラリー

研究者の本棚

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

今の仕事(研究、進路)を選ぶきっかけになった本

森里海連環学への道

田中 克

現在私が所属するフィールド科学教育研究センターや、森里海連環学について、筆者の大変な苦労の末に立ち上げられた経緯がつづられています。新しい概念や価値観を広げていくための社会連携の重要性を強調されており、それは現在のフィールド研にも息づいています。

取り扱い: 京都大学図書館

今ハマっている本(誰かとこの本について話したい)

どうすれば環境保全はうまくいくのか

宮内泰介

私達、森里海連環学教育研究ユニットでは、森里海の繋がりを再生する取組を、社会の多様な方々と連携して行っていきたいと考えています。それには本書で提示している「順応的ガバナンス」という考え方が有用であると考えています。また私達の暮らしから奪われつつある「余地」や「柔軟性」を保つことは、他者と共存していくための知恵であることも、本書は教えてくれています。

取り扱い: 京都大学図書館

若者にお勧めしたい本

御松茸騒動

朝井まかて

江戸時代、松茸山の管理を任される若い侍の物語。自分は賢いと思っていた若者が、自然と対峙して四苦八苦する様は、研究を志す人にとって共感を感じるのではないかと思います。キノコの生態学研究の成果がうまく物語の要素となり展開していくところも読みどころです。

自分の研究に関連して紹介したい本

地域環境学

佐藤哲・菊池直樹

地域環境学の教科書です。地域の自然環境や生物多様性を保全したい、地域社会の持続可能な開発に取組みたいという研究者が、それではどのように地域と関わり、共に地域の自然を守るか、知識の協働生産(トランスディシプリナリー)を行うか、ということを各地の実践事例から考察しています。

取り扱い: 京都大学図書館

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