京都大学アカデミックデイ2018

炎を制する-超耐熱構造材料

研究者からの一言:燃焼温度の上昇が環境に優しいことを知っていますか?

高融点,高温強度に優れたMoSi2基軸材料と他のシリサイドからなるBrittle/Brittle複相材料(融点約2000℃)中の界面の高機能化と組織の均質微細化により,高温高強度,高靱性を兼ね備えた1800℃級ガスタービンで使用可能な新規超耐熱材料の開発を目指しています.

出展代表者

大学院工学研究科
 乾 晴行 教授

参加者

大学院工学研究科
 岸田 恭輔 准教授 
 福山 貴義 修士課程2年
 門田 信幸 修士課程2年
 武田 康誠 修士課程1年
 奥谷 将臣 修士課程1年

関連URL

http://imc.mtl.kyoto-u.ac.jp/

来場者より

グレートブレード賞
がんばってほしい賞
わかりやすかった賞

アカデミックデイを経ての感想

・年配の方からお子さんまで幅広い年齢層の方々に研究内容を知ってもらえる良い機会となりました。

また一般の人に研究内容を伝えるのは学会等とはまた違う難しさがあると実感させられました。

普段あまり知ることのできない分野の研究内容についても知ることができ研究者としてもよい刺激が得られました。

・一般の方々と話す中で、自分が携わっている研究内容をバックグラウンドのない方々に説明する

難しさを感じるとともに、新鮮な角度からのご指摘にはっとさせられることもあり、貴重な経験ができました。

この経験を今後の研究活動等に活かしていきたいと思います。

フォトギャラリー

研究者の本棚

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

今の仕事(研究、進路)を選ぶきっかけになった本

耐熱合金のおはなし

田中良平

高温耐熱材料がいかにCO2削減,省エネルギーに寄与しているか,どのようにして材料設計が行われているのかなどについて初心者にもわかりやすく書かれた本で,非常に感銘を受けた.

今ハマっている本(誰かとこの本について話したい)

元素戦略

中山智弘

「材料を制する者が世界を制する.」元素を原子スケールでマニピュレートすることで,これまでにない素晴らしい材料をいかに作り上げるかを考えさせられる.

取り扱い: 京都大学図書館

自分の研究に関連して紹介したい本

金属間化合物入門

山口正治,乾 晴行,伊藤和博

耐熱材料の中のエース,金属間化合物について平易に述べられている.

取り扱い: 京都大学図書館

  • Facebook
  • Twitter