アカデミックデイ2018
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民主主義からなぜナチスが生まれたのか

研究者からの一言 ナチス誕生の秘密を、食と農業から考えています。

概要

第一次世界大戦後の「ヴァイマル憲法」によって、社会的生存権、労働権、表現の自由などが保障され、史上稀にみる自由で平等な社会が憲法上は出現した。しかし、憲法制定後14年で、以上の権利を認めない監視社会、ナチ党独裁の時代を招いてしまう。それはなぜか。参加者とともに考えてみたい。

出展代表者

人文科学研究所
 藤原 辰史 准教授

参加者

人文科学研究所
 藤原 辰史 准教授
 

関連URL

来場者より

先生のご研究を世界の平和につなげて欲しいで賞
平和賞
傍聴者の質問にていねいに説明してくれたで賞
おもしろかったで賞
興味をそそる内容・お話だったで賞
ナチスわかったで賞
人社系でも「分かりやすく」社会に貢献している賞

写真:民主主義からなぜナチスが生まれたのか

アカデミックデイを経ての感想

ナチスがなぜ民主主義から登場したのか、というあらかじめ設定されたテーマを大きく逸脱し、

ナチズム全般に関わる問題を、たくさんの参加者のみなさんと真剣に議論できたのは、

大きな収穫でした。とくに、ドイツという国をめぐる特殊性についての意見が多かったのは興味深かったです。

フォトギャラリー

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研究者の本棚

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

= 取り扱いあり

自分の研究に関連して紹介したい本

カブラの冬

藤原辰史

第一次世界大戦後の荒廃のなかでなぜナチスが登場したのか、飢えというテーマに取り組んだ研究書です。

戦争と農業

藤原辰史

トラクターから戦車へ、化学肥料から火薬へ、毒ガスから農薬へ。人を生かす技術がなぜ人を殺す技術と同じなのか。一般向けの講座を書き起こした本。

今の仕事(研究、進路)を選ぶきっかけになった本

抵抗者たち

池田浩士

なぜ、ヒトラー政権下では抵抗が難しかったのか、それでもなぜ人びとは抵抗しようとしたのかを根本から考えた本。

今ハマっている本(誰かとこの本について話したい)

性食考

赤坂憲雄

できればわたしはずっと考えたくなかったテーマに、じっくりと、じわじわと迫る本。

若者にお勧めしたい本

胃袋の近代

湯澤規子

日本の労働者たち、女工たち、貧民たちは一体何を食べていたのか。地べたから日本近代史を捉え直す本。

経済史

小野塚知二

市場、資本、労働のみならず、権力、家、生殖、文化など基本的なところから経済史を解きほぐした本。