アカデミックデイ2018
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東南アジアと考える持続可能な社会

研究者からの一言 SDGsは日本と東南アジアの共通課題

概要

持続可能な社会をつくるために、科学技術は大きな役割を期待されています。東南アジア諸国は爆発的な経済成長を遂げてきましたが、一方でエネルギー不足や生物多様性の損失、災害リスクの増大などの問題も山積しています。日本と東南アジアが一緒に地域に合った対処方法を共同研究できる仕組みの構築を目指しています。

出展代表者

東南アジア地域研究研究所
 河野 泰之 教授

参加者

東南アジア地域研究研究所
 河野 泰之 教授
 福原 隆一 特定研究員

関連URL

来場者より

サイコロ 世界 文化賞

アカデミックデイを経ての感想

フォトギャラリー

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研究者の本棚

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

= 取り扱いあり

今の仕事(研究、進路)を選ぶきっかけになった本

文明の生態史観

梅棹忠夫

学生の頃、読みました。当時はまだ学生が気軽に海外旅行できる時代ではありませんでした。海外に行きたいという気持ちを、海外を舞台にした小説を読んで紛らわせていました。そんなとき出会ったのがこの本。洞察力を身に着ければ海外を旅行することが職になるのだ、と気づかせてくれました。おかげで、東南アジアを中心に世界各地に行かせていただくことができました。

今ハマっている本(誰かとこの本について話したい)

大分岐―中国、ヨーロッパ、そして近代世界経済の形成

ケネス・ポメランツ

産業革命以降の近代経済の発展は西洋社会の持つ優位性によるものが支配的だった経済史の分野で、産業革命以前のヨーロッパと中国の経済レベルには差がなかったという主張で、いわゆる”大分岐論争”を巻き起こしている。今の私たちの社会が持続的ではない方向に向かっているなら、その歴史的起源はどこにあるのか?著者には「グローバル経済の誕生」という共著でも、自由貿易は正しいという常識に疑問を投げかけている。

若者にお勧めしたい本

銃・病原菌・鉄

ジャレド・ダイヤモンド

私たちが常識と思っていることは決して常識ではない。それは、日本社会の、あるいはもっとローカルなコミュニティの、現代という瞬間に共有されている考え方でしかない。場所が変われば、また時代が変われば、常識は変わる。常識と考えていることをどこまで突き詰めて問い直すことができるかこそ、研究の深さとそのインパクトの広がりを規定する。

自分の研究に関連して紹介したい本

講座 生存基盤論(全6巻)

杉原薫他編

20世紀後半の人類社会の動態は人類の長い歴史において特異なものだった。21世紀、あるいはその先へと続く人類社会の持続的な発展を構想するためには、20世紀後半の人類社会が成し遂げたものすべてを出発点とするのではなく、それらを選択的に継承しようとする視座に立つべきである。人間社会と自然の関係や公共圏と親密圏の関係を再構築することこそ、人類社会のより長期の持続的な発展の基盤となるだろう。