京都大学アカデミックデイ2020

「ない」世界を理解するとは?

研究者からの一言:「数詞のない言語」と聞いてどんな疑問が浮かびますか?

専門分野は言語学とエスノマセマティックス。これまでマダガスカル、モーリシャス、トンガ、イースター島、フィジー、チューク島、インドネシア、ボリビア等で現地調査を行ってきた。「文字のない社会」での研究に従事した末、現在は数の概念に着目し、2019年に「数詞のない言語」話者を追い求めてボリビアで現地調査を行った。本イベントは、「数詞のない言語」を切り口に、我々人間とは何かという問いを一緒に考えたい。

開催日時

12月4日(金)19:00~20:15

対話研究者

西本 希呼(学際融合教育研究推進センター・特定研究員
/東南アジア地域研究研究所・連携講師)

対話したいこと

皆さんは「数詞のない言語」と聞いてどんな疑問が思い浮かびますか?自分にとって「ない」世界に直面したときどうしましたか?「ない」世界とは、例えば、自分には「ない」価値観、「ない」ことが想像できない生き方等です。科学的に「ないことを証明する」ことはとても難しいです。数えるとは何だろう?なぜ人間は数えるのだろうか?私の4歳からのこれらの問いを通じて、人間とは何か、一緒に考察していきたいです。

対話参加者

・にゃか さん
「人間とは。人の存在とは何か。『自分』とは何か、を聞きたいです。」
・まゆげ さん
「なぜ『ない』に興味をもったのですか?」
・飛鳥 さん
「『時間』は現代の日本人の生活の中心とも言えますが、数詞や文字がないところでどういった生活がされているのか大変興味があります。」
・おーいちゃん さん
「自分と異なる立場の方に、どのようにすれば思いを伝え、目指したい方向にともに進んでいくことができるのか。数詞がないということを、どのようにして発見したのかを聞きたい。」

※リスナー登録は締め切りました。

ご質問への回答

イベント時にご要望の多かった、「自分の質問への答えが聞きたかった!」との声にお応えし、西本先生から回答をいただきました。
いただいたご質問は少し表現を変えている場合がございます、ご了承ください。

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