京都大学アカデミックデイ2015

教えること、学ぶこと:人類学の挑戦

研究者からの一言:赤ちゃんと/のフィールドワーク

本研究は、「相互行為の人類学」というアプローチからアジア・アフリカ諸国で(1)リズム、(2)模倣、(3)交換に関する養育者-子ども間相互行為のデータを収集し、子どもの教育・学習が成立する基盤を再考するものである。

出展代表者

アジア・アフリカ地域研究研究科
 高田 明 准教授

参加者

アジア・アフリカ地域研究研究科
 高田 明 准教授

来場者より

「へぇ!」がたくさんあったで賞
とても丁寧に説明してくださったで賞

アカデミックデイを経ての感想

展示内容はたいへん工夫が凝らされていること,企画がたいへん活発だったことに感銘を受けました.

フォトギャラリー

研究者の本棚

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

今の仕事(研究、進路)を選ぶきっかけになった本

シンボル形式の哲学

カッシーラー 著 / 岩波書店

哲学者カッシーラーによる古典的名著。言語、神話的思考、認識の現象学というテーマに沿って、膨大な資料を駆使しつつ、人間精神の構造と普遍性に迫っていきます。作者と壮大な人類史をめぐる旅に出ているような感覚にとらわれました。すべてを知りたいが、なかなかそれがかなわない人類学に、1つの理想型を提供してくれているように思います。

取り扱い: 京都大学図書館/ 京都府立図書館

若者にお勧めしたい本

スティル・ライフ

池沢夏樹 著 / 中央公論社

世界に対するみずみずしい感動とそれについてのクールな観察眼が同居しています。

取り扱い: 京都府立図書館

自分の研究に関連して紹介したい本

いのちはどう生まれ、育つのか: 医療、福祉、文化と子ども

道信良子 編 / 岩波ジュニア新書

さまざまな環境に生きる子どもと、「いのち」について見つめ直します。

取り扱い: 京都府立図書館

Narratives on San Ethnicity: The Cultural and Ecological Foundations of Lifeworld among the !Xun of North-Central Namibia

TAKADA Akira / Kyoto University Press & Trans Pacific Press

サン(ブッシュマン)は、現代に生きる狩猟採集民、南部アフリカの政治・経済・歴史の周縁に追いやられてきた人々、その存在と権利の承認を求めて闘う先住民といった描かれ方の間でゆれてきた。ナミビアに住むクン・サンのライフストーリーにもとづいて、そうした研究史を再考し、新たなサンの像を探る。

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