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科学コミュニケーションツール研究会

科学技術と社会の問題に取り組めるゲーミング教材や手法を創り出したいと考えています

最終更新:2016年11月22日

健康日本21などの生活習慣病予防への取り組みや、科学的知見に基づく健康指導があります。しかし、現実には食生活、運動、睡眠など日々の生活習慣は、科学的知識や合理的選択に基づかず、仕事や家庭、友人などの人間関係や社会的ジレンマのなかで「何とか」「やりくり」されています。「分かっているけど、やめられない」「それができたら苦労はしない」「何とかなってるからいいじゃない」。その「やりくり」に潜む価値観の違いや個人的なこだわりを、議論する場はあるでしょうか。 NPO法人市民科学研究室の科学コミュニケーションツール研究会は、生活習慣の改善という「正解の見えている結果へ近づける」方法ではなく、「いかに人々が日常生活をやりくりしているか」というジレンマ状況に着目した新しいアプローチ法を考えてみたいと思い、生活習慣のジレンマ(板ばさみ)について話し合うための対面型交渉ゲーム、「ネゴシエート・バトル」を開発しました。

代表者

写真:科学コミュニケーションツール研究会

上田昌文・NPO法人市民科学研究室・代表理事
HP:http://www.shiminkagaku.org/

メンバー

上田昌文・NPO法人市民科学研究室・代表理事
江間有沙・京都大学白眉センター・特定助教
菱山玲子・早稲田大学理工学術院・准教授
日比野愛子・弘前大学人文学部・講師

連絡先

江間有沙・京都大学白眉センター

主な活動場所 NPO法人市民科学研究室(東京都文京区) http://www.shiminkagaku.org/map.html
関連情報

NPO法人市民科学研究室HP:http://www.shiminkagaku.org/

NPO法人市民科学研究室Facebook:https://www.facebook.com/shiminkagaku

ネゴシエート・バトルHP:http://negobato.hotcom-web.com/wordpress/

メッセージ

「たのしみながら学ぶ」だけではなく 「問題の複雑さを複雑なまま疑似体験する」などゲームの教材になりそうなものは、科学・技術・社会の間に色々と転がっていると思います。
健康指導や生活習慣予防のためのゲーミング教材を使うことで、一方向の指導や教育ではない双方向の議論や学びが生じるのではないかと考えています。

活動情報

終了

生活習慣やりくり研究ワークショップ


日時

2014年3月3日


会場

吉田泉殿


メンバー

上田昌文・NPO法人市民科学研究室・代表理事
江間有沙・京都大学白眉センター・特定助教
菱山玲子・早稲田大学理工学術院・准教授
日比野愛子・弘前大学人文学部・講師


ワークショップ概要

本ワークショップでは、生活習慣のジレンマの議論をするための対面型交渉ゲーム、ネゴシエート・バトルを紹介しました。このゲームでは、仕事と健康のジレンマ状況をめぐって、複数のプレイヤー同士で、相手を健康ではなく不健康にする行動への誘惑への攻防を展開します。あえて、常識に矛盾するようなテーマを設定することで、「生活習慣やりくり」研究に対する新しいアプローチを考えます。

開催報告

今後の展望

ネゴバトを企業での健康研修や、医学・看護学生での教育現場で利用いただくために、普及活動を行っています。

ワークショップを開催しての感想・メッセージ

このゲームをやっているとき毎回印象的なのは、笑い声が絶えないことです。悩ましいジレンマ状況に対して「えーっ!?」と声をあげながらも、ステレオタイプな頑固者の上司を仮定したり、あるいは自分自身の経験を引き合いに出したりしながら、楽しそうに、でもみなさん真剣にジレンマ状況に対して、受け入れるか受け入れないかを議論されていました。
ネゴバトを教育あるいは研究で利用されたい方は、ご一報ください!

ワークショップで得たもの

大学に勤務されている医療関係者の方々(生活習慣や遺伝、看護の研究者)や公共政策、コミュニケーション研究者に参加いただきました。ゲーム後のディスカッションでは、こんなジレンマもあるよというご自身の体験に根差した意見や、ゲームの設定についてのアイディア、医学的観点からの知見などをいただきました。

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