分野横断グループ

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「誰かのために」知の横断プロジェクト!

「誰かのためにやったほうがいいと頭ではわかっているが、行動に移せない」について多視点で考えます。

最終更新:2016年11月22日

「誰かのためにやったほうがいいこと」と聞いて、何を思い浮かべますか?ゴミの分別、席を譲ること、募金・・・  例えば医療現場では、年間2,000人以上が臓器移植を待ちながら亡くなっています。日頃より臓器提供について考え、意思表示という行動を実施していれば誰かを助けることができますよね。また、年間約7万人が心臓突然死で亡くなっていますが,倒れた人のそばにいた人によって胸骨圧迫が行われるのは100件中30件程度です。このように「誰かのためにやったほうがいい」とわかりつつも、一歩をなかなか踏み出せないことが多数あります。これはいったいどのような理由なのでしょうか? そして,どうしたら踏み出せるのでしょうか?本グループでは,様々な分野の専門家の知に触れ,その要因を追求します。誰かのために行動する普遍的なメカニズムと一歩を促す方策について,垣根を取り払って皆で考えていきたいと思っています。

代表者

写真:「誰かのために」知の横断プロジェクト!

同志社大学 商学部 准教授 瓜生原 葉子
京都大学大学院医学研究科 人間健康科学系専攻 講師 西山 知佳

メンバー

同志社大学 商学部 准教授 瓜生原 葉子
京都大学大学院医学研究科 人間健康科学系専攻 講師 西山 知佳

活動情報

終了
写真:「誰かのために」知の横断プロジェクト!

「誰かのために」知の横断プロジェクト!


日時

2014年3月6日


会場

京都大学 国際交流セミナーハウス「j-pod」


ワークショップ概要

「誰かのためにやったほうがいい」とわかりつつも、一歩を踏み出せない。これはいったいどのような理由なのでしょうか?どうしたら踏み出せるのでしょうか?利他行動の進化、認知バイアスの構造と機能をご専門にされている名古屋工業大学 大学院工学研究科 小田 亮准教授をお招きして、講演をしていただき参加者全員で「どうしたら踏み出せるのか?」をグループディスカッションを行いました。さらに、胸骨圧迫とAEDの使い方講習会も行いました!

開催報告

今後の展望

今後,行動変容ステージの「態度→行動」に影響を及ぼす因子を考える理論枠組みを,多様な学問分野から探し,年1回のペースでワークショップを開催したいと考えています。「PUSHプロジェクト(救命)」,「誰かのために―Share Your Value Project(臓器提供)」で各々が活動し,互いの成果報告,ならびに新しい枠組みによる討論を含めたワークショップを想定しております。資金調達に関しては,社会貢献事業および地域活動に対する助成金に応募したいと考えております。

ワークショップを開催しての感想・メッセージ

背中合わせで働き始めて9か月,互いの研究に共通性があることを感じ,一緒に取組むことができないだろうかと考えた企画でした。共通性を深く考えることにより,異なる行動の普遍化ができ,行動変容,利他的行動というkey wordを見出すことができました。そして,私たちが目指している研究のゴールに近づくためには,既存の学問分野を超え,学際的な接近が必要なことも再認識しました。
実施支援があったからこそ生まれた企画であり,支援のしくみを考え実行してくださった,学際センターに心より感謝申し上げます。

ワークショップで得たもの

2つのものを得ました。1点目は,救命と臓器提供の親和性の高さを確認できたことです。勇気を出して心臓マッサージを行いAEDを使うこと,臓器提供について考え意思表示を行うことは,「誰かのためにやったほうがいいと頭ではわかっているが行動に移せないこと」と定義し得ると確認でき,共通の分析枠組みを導出できました。
2点目は,新しい学問分野へ視野が拡大したことです。小田亮先生を見出し,人間行動進化学の視座で考察する機会を得たことで研究に広がりが増しました。

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