Research Support
SPIRITS

ミャンマーにおける地震ハザードマップ作成のための共同研究

研究スローガン

地震に対して備えるためにまず相手を知ることから始めよう。

キーワード

地震動、地盤構造、微動、構造物被害

研究背景、目的及び成果の要約

ミャンマーは巨大な活断層が国土を貫き、被害地震の発生が危惧されているのですが、十分な耐震対策が取られていないのが実情です。そこで地震災害の低減を目指して、構造物の耐震設計用の地震のハザードマップ(揺れやすさを表す地図)の作成にヤンゴン大学地質学部と防災研究所が共同で取り組みました。今回は現地で微動調査・地震観測を実施して地下構造を明らかにし、その揺れやすさを把握しました。

今後の展望

今後はさらに観測地点を増やし、各都市での地盤の揺れやすさを明らかにするとともに、ミャンマーでの活断層調査や地震発生場所の調査を行い、より高精度なハザードマップの作成を追求していきたいと思います。

関連写真・図

ヤンゴン大での地震観測装置設置状況
ヤンゴン市内の微動の卓越振動数分布

代表者情報

川瀬博

・代表者氏名:川瀬博
・所属部局名:防災研究所
・自己紹介:九大から異動してきて早や7年、地盤震動、構造物被害予測、耐震補強の研究に日々取り組んでいますが、常識の壁を打ち破ることは簡単ではないといつも感じています。
・関連URL:http://zeisei5.dpri.kyoto-u.ac.jp/