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SPIRITS

血栓塞栓症のメカニズムの解明:人工静脈モデルの実測、画像、定量解析

研究スローガン

見えないものを見えるようにしよう

キーワード

静脈血栓、血栓肺塞栓、数理モデル、マイクロ流路

研究背景、目的及び成果の要約

研究背景、目的及び成果の要約
エコノミークラス症候群の名の通り、血栓塞栓症は飛行機で旅するような元気な人の命すら突然奪います。これだけ有名な病気ですが、メカニズムがきちんと解明されていないため、有効な予防ができません。そこで、医学系、工学系、数学系などの複数の分野の専門家が協力で、静脈の中でどうして血の塊ができるのかを研究し始めました。私達が取り組んでいる人工モデルや数理モデルを使った研究は、誰かの現実の危険に晒したり、または、誰かの犠牲に基づいたりせず、正確に研究を進められる画期的な方法です。

今後の展望

静脈での血栓生成に関わると推測される要素を個別にin vitroで再現したり、移流拡散系での血栓生成の理解について取り組みます。

関連写真・図

突然死予防への試み
私達には多様な仲間がいます

代表者情報

村井俊哉

・代表者氏名:村井俊哉
・所属部局名:医学研究科
・自己紹介:精神科でこうした研究が行われていたことを意外に感じられる方も多いかもしれません。当教室では従来の枠に囚われない様々な関心や発想をもったメンバーが集まり、科学の最先端を切り開くとともに、当診療科で治療を受けられる患者さんに最良の治療を提供していきたいと頑張っています。
・関連URL:http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/~psychiat/