Research Support
SPIRITS

超高層物理学を試験環境とした学術情報基盤の未到達領域への挑戦

研究スローガン

再現性を担保した、学術情報基盤を考える。

キーワード

データ中心科学、オープン・サイエンス、ビッグデータ、超高層物理学、学術情報

研究背景、目的及び成果の要約

1665年の英国にその起源を持つ学術論文は、電子化等の変遷はあったものの、英文、図、式、表で情報伝達するスタイルそのものは、現在までほとんど変わっていません。近年では右肩上がりに論文数が増えていますが、その論文の根拠となるデータとの結びつきは不十分で、再現性が担保されていない論文の量産が問題視されています。

我々は、論文の再現性を担保した学術情報基盤を提案し、超高層物理学分野において、それの実現に向けた取り組みを行っています。

今後の展望

京都大学で生まれた小さな研究の種は、2年間のSPIRITSにより大きく育ちました。今後は、研究代表者が移籍した研究所において、本研究テーマの実現に向けた努力を積み重ねます。

関連写真・図

理想的な学術情報基盤の俯瞰図

代表者情報

小山幸伸

・代表者氏名:小山幸伸
・所属部局名:理学研究科
・自己紹介:物性理論の研究で学位を取得した以降、様々な分野(エネルギー経済、電波天文、超高層物理学)の研究環境構築に携わって来ました。現在は、超高層物理学をテストベッドとして、論文、中間データ、データ、メタデータ、ソースコード、識別子などで構築される、新たな学術情報基盤を研究しています。
・関連URL:http://researchmap.jp/7000010467/