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SPIRITS

生命から着想を得た非生命メゾスケール新複合材料の創出

研究スローガン

生命から着想を得た非生命メゾスケール新複合材料で生体機能を凌駕する

キーワード

生物模倣、メソスケール、複合材料、光誘起電荷分離、ワイドバンドギャップ半導体

研究背景および目的

本プロジェクトでは、京都大学の材料科学を専門とする研究者と欧州の無機メゾ構造の新型素子開発を専門とする研究者が協力して、従来のアプローチでは実現不可能であった全く新しい機能性材料を創出する。機能性有機分子の集合体の専門家と、ワイドギャップ半導体や金属酸化物の専門家からなる国際チームを結成し、異分野の融合による新しい研究領域を開拓するとともに、京都大学の国際発信力を強化することを目指す。

成果の要約

2回の国際異分野シンポジウムの開催、学生、若手教員の相互派遣を通じて、「生命系から着想を得つつ、その機能を凌駕するような、メゾスケール新複合材料」創成のための国際的異分野ネットワーク形成を行うことができた。

今後の展望

今後さらに本国際的異分野研究チームを発展させ、多様な複雑系の物性を制御することを目指します。特に生体由来あるいは生体から着想を得た有機材料と物理で研究対象とされてきた機能性無機材料の融合を狙います。

関連写真・図

第2回スピリッツ国際シンポジウム(2016年2月23日、京都大学iCeMS)
ウィンタースクール参加学生へ一般講演を行うアイックホッフ教授(2016年2月23日、京都大学iCeMS)

代表者情報

今堀博

・代表者氏名:今堀博
・所属部局名:工学研究科
・自己紹介:太陽エネルギー変換に挑戦!光誘起電子移動は物理、化学、生物学で最も基本的な過程の一つです。我々はこの原理解明を通じて、高効率な人工光合成や有機太陽電池の実現を目指しています。
・関連URL:http://www.moleng.kyoto-u.ac.jp/~moleng_05/index.html