「痛み」の統合医療的ケアプログラムに向けての複合的観察研究

研究スローガン

研究として、臨床実践として、対処しにくい痛みへの取り組み方を考える

キーワード

統合医療、痛み、基本感情、混合研究法

研究背景および目的

痛みは、身体だけではなく、感情や考え方に加え、普段の行動や痛みへの対処の仕方などが複雑に関連する主観的な体験であることが最近改めて理解されるようになってきました。本研究では痛みに対する様々なアプローチを組み合わせて、より臨床的な意義があるケアプログラムを組むためには、どのようにすればよいのかということを考えるための研究に取り組んでいます。

成果の要約

感情神経科学の視座から、痛みに関連する感情に特に注目し、先行例の統合医療プログラムにおける変化について調査を行った。また米Pacifica Graduate Instituteを拠点として、国際的/国内研究協力体制の充実を図り、米心理学会による助成獲得につながった。さらには研究方法論の学会設立に関与し、関連書籍の発刊や年次大会の開催、大型研究費申請プロジェクトへの参加など、PM型リーダーとしての経験を積み上げている。

今後の展望

今後も、研究デザインと方法論の検討を含め、痛みに関連する基礎的研究を進め、医療機関との協力の下で、統合医療的ケアプログラムの社会実装を目指す。

関連写真・図

Healing Sanctuaryの様子
Healing Sanctuaryの様子
第6回神経精神分析ワークショップ in Shigaの様子
第6回神経精神分析ワークショップ in Shigaの様子

代表者情報

八田太一

・代表者氏名:八田太一
・所属部局名:iPS細胞研究所
・自己紹介:早稲田大学教育学部卒業後、京都大学大学院に進学。個別的な医師患者関係のあり方に関心を持ち、博士課程に実施した化学療法におけるインフォームド・コンセント観察研究では、混合研究法を用いて心理尺度開発や参与観察に取り組んだ。
・関連URL:http://www.cira.kyoto-u.ac.jp/uehiro-ethics/member/hatta/