話しことばの進化プロセスの解明に向けた国際共同研究

研究スローガン

話しことばの進化プロセスの解明に向けた国際共同研究の始動

キーワード

言語、霊長類、ヘリウム音声、声帯振動、喉頭下降

研究背景および目的

ヒトの話しことばの進化プロセスを知るためには、進化の隣人であるサル類の音声の仕組みを明らかにし、何がヒトと同じで、何が異なるのかを知る必要があります。国内外の最先端の技術を有するメンバーが、それぞれの特長を融合させて、これまでの技術的限界を克服し、新たなアプローチでサルの音声メカニズムを明らかにします。

成果の要約

日本とオーストリアの研究者の相互交流と共同研究を実施し、サル類の音声生理の理解を深め、ヒトとの共通点と相違点が明らかにすることができました。また、共同研究を通じて、双方の若手研究者のプロジェクトマネジャー型研究リーダーとしての研鑽も進みました。国際ワークショップを通じて、研究ネットワークがさらに拡大し、研究費を獲得し、今後の新たな共同研究へとつながりました。

今後の展望

SPIRITSで形成されたチームを主体に、ウィーン大学を相手機関とするJSPS二国間交流事業に申請する予定で準備を進めている。また、定期的にワークショップを開催し、研究ネットワークの拡充と共同研究の幅を広げる予定を立てている。

関連写真・図

EVOLANG2016ワークショップ The Evolution of Speech(米ニューオリンズ)
EVOLANG2016ワークショップ The Evolution of Speech(米ニューオリンズ)
SPIRITSプログラムワークショップ Biology and Evolution of Speech(京都)
SPIRITSプログラムワークショップ Biology and Evolution of Speech(京都)

代表者情報

西村剛

・代表者氏名:西村剛
・所属部局名:霊長類研究所
・自己紹介:ヒトの言語は、長い霊長類の進化の過程で、さまざまな適応を積み重ねて獲得されました。彼らは、さまざまなアプローチで、話しことばの特殊性と霊長類的起源を解き明かし、言語の進化プロセスを知ろうとしています。