生命のロバストネスを支える分子・細胞基盤の統合的理解

研究スローガン

生命科学における、スイスの大学との研究交流・共同研究の促進を

キーワード

スイス、研究交流、ETH、チューリヒ大学

研究背景および目的

スイスで学んだ最も有名な科学者は、ETH・チューリヒ大学で学んだアルバート・アインシュタインであろう。レントゲンもETHの出身である。物理・数学や工学の分野で広く知られるスイスは、医学・生命科学の分野でも高い研究レベルを誇る。本プロジェクトは、2013年ETHで行われたスイス−京都大学ジョイントシンポジウムからの継続・発展という形で、京大で生命科学分野のジョイントシンポジウムを開催し、スイスの大学との研究交流促進を目指す。

成果の要約

1年目の若手研究者の派遣、2年目の学内シンポジウムSwiss-Kyoto Joint Symposium on Life Science、SPIRITS共催で行われた細胞生物学会シンポジウム Symposium: Regulatory mechanisms of stem cell maintenance and differentiationは、若手を含む生命科学分野の研究交流促進や、スイスの諸大学との研究ネットワークの形成に寄与した。またこれらの催しは、5人の女性教官・URAメンバーにより企画・実行された。国際ミーティングをオーガナイズする良い経験となり、結果的に形式張らず活発に議論できるシンポジウムをおこなうことができた。

今後の展望

私達はスイスとのさらなる研究交流・共同研究を続けるだろう。しかし,実は多くのETHおよびチューリヒ大学のPIはドイツを中心に欧州中から招かれているし、ETHで学んだ優秀な研究者は、ドイツを中心として欧州各国でポジションを得ている。スイスと日本はともにEUの外にあり、3国の研究者は経済的にも政治的にも独立した立場にある。したがって、スイスとドイツの研究者と我々の研究ネットワークをオーガナイズできれば3者にとってこの上ない利益となるだろう。

関連写真・図

スイス-京都ジョイントシンポジウムのポスター
スイス-京都ジョイントシンポジウムのポスター
シンポジウムスピーカーと出席者たち
シンポジウムスピーカーと出席者たち
ETH教授Sabine Werner(前回のシンポジウムオーガナイザー)を訪問
ETH教授Sabine Werner(前回のシンポジウムオーガナイザー)を訪問

代表者情報

瀬原淳子

・代表者氏名:瀬原淳子
・所属部局名:ウイルス・再生医科学研究所
・自己紹介:専門は発生生物学。京大医学研究科、チューリヒ大学留学。がん研究所(学振ポスドク)、国立神経センター(室長)、東京都臨床医学総合研究所(室長、PI)を経て京都大学。発生・再生制御におけるメタロプロテアーゼの役割について研究。最近、ゼブラフィッシュを宇宙ステーションに滞在させ、微重力による筋萎縮機構の解明にも取り組んでいる。
・関連URL:http://www.infront.kyoto-u.ac.jp/research/lab13/