一細胞同時RNA・DNA-seqのためのマイクロ流体デバイス

研究スローガン

サブ細胞スケールのセントラルドグマを解き明かすマイクロ流体技術

キーワード

マイクロ流体、一細胞、RNA、DNA、シークエンシンシング

研究背景および目的

生命の最小単位である一細胞の特徴を理解することは、複雑な生命現象のメカニズムを解明する上で重要です。特にDNAやRNAといった核酸分子は解析技術がある程度成熟していることもあり、一細胞を特徴付ける分子としてしばしばターゲットにされます。しかし、既存の解析技術のほとんどは一細胞を最小の空間分解能としていました。本プロジェクトでは一細胞解析の空間分解能を向上し、」細胞質と核それぞれに含まれる核酸分子を独立かつ網羅的に解析できる技術の確立を目指しました。

成果の要約

一細胞解析に資するマイクロ流体技術に関して国内外の研究者が共同研究を進めました。その結果、電場とマイクロ流路構造を活用した核酸抽出および分離技術の開発に成功し、特許を出願しました。さらに、本特許を活用した事業の創出を目指して研究を継続しています。

今後の展望

開発した技術を基に事業化を行うとともに、国内外の研究者と共同研究を継続して応用範囲の拡大を図りたい。

関連写真・図

Supreet Singh Bahga教授(IIT Delhi)とSPIRITSメンバー
Supreet Singh Bahga教授(IIT Delhi)とSPIRITSメンバー

代表者情報

新宅博文

・代表者氏名:新宅博文
・所属部局名:工学研究科
・自己紹介:2006年 京都大学大学院工学研究科博士課程修了(博士)。同年 大阪大学大学院基礎工学研究科助手(2007年より助教)、2012年より現職。マイクロ流体工学をバックグラウンドとして、一細胞からRNAおよびDNAを抽出・分離・精製する前処理技術の創出に取り組む。
・関連URL:http://sites.google.com/site/kyotouniversitymicrofluidics