主体性のあるサービスデザイン: 嚥下食を実現する

研究スローガン

人々が主体的に自分を構築できるためのサービスデザイン方法論

キーワード

サービスデザイン、相互主観性、デザイン学、主体化、人間脱中心設計

研究背景および目的

本研究プロジェクトでは、サービスは闘いであるというテーゼのもと、人々自身がサービスに巻き込まれ、それぞれの人がどういう人なのかが問題となるようなサービスをデザインするための方法論を導くことを目的としていた。このデザイン方法論は、現在デザインの主流となっている人間中心設計とは相反するものであり、全く新しいアプローチを必要としている。

成果の要約

本プロジェクトでは、サービスを相互主観性として一貫してデザインするための方法論「人間〈脱〉中心設計」を開発した。デザインとは利用者のニーズを満たすことではなく、利用者がどういう人になるのかという過程を作り出すことである。医療工学やデザインの専門家との協業によってデザインの考え方を練り上げ、嚥下障害者向けの飲食物のデザインを題材として、主体性を持ったサービスデザインを実践した。

今後の展望

相互主観性に基づくデザインを一歩広げ、「文化」のデザインとして方法論を構築していきたい。また、今回構築した国際ネットワークを活用し、海外事例を分析し、サービスやデザインの理論をより発展させていきたい。

関連写真・図

糖尿病学会でのプロトタイプの展示の様子
糖尿病学会でのプロトタイプの展示の様子
京都中央信用金庫ビジネスフェアでの展示の様子
京都中央信用金庫ビジネスフェアでの展示の様子

代表者情報

山内裕

・代表者氏名:山内裕
・所属部局名:経営管理研究部
・自己紹介:新しい社会をデザインするために! 単に人々のニーズを満たすようなデザインを乗り越え、時代の変化を捉え、人々がどういう自分を目指すのかという企図に共鳴するような、文化的視座からのデザインを可能にする理論を探究している。
・関連URL:http://yamauchi.net/