超弦理論における時空の可積分構造とカオス

研究スローガン

超弦理論の時空構造について、可積分性とカオスの観点から探る。

キーワード

超弦理論、双対性、可積分性、カオス、乱流

研究背景および目的

超弦理論における時空構造を解明することは、我々の住む自然界を導出するために必要不可欠である。様々なシナリオが考えられるが、ゲージ理論と重力(弦)理論の双対性を用いる方法は有力視されている。しかし、この双対性は未だ証明されていない。この双対性を証明するために、可積分性・カオスの観点から研究を進めることは極めて重要である。

成果の要約

本研究プロジェクトの成果として、超弦理論の背景時空における可積分構造に関する理解を深めるとともに、古典的な弦やブレインのカオス的な運動についてもより深く理解することができた。国際研究会の主催や国際的、学際的な共同研究を通じて、PM型リーダーとなるために貴重な経験を積むことができた。台湾、ハンガリー、ポーランド、スイスのグループとの研究ネットワークを構築できたことは、大きな成果である。

今後の展望

本研究プロジェクトを通じて構築された台湾、ハンガリー、ポーランド、スイスとの国際共同研究を精力的に継続・拡充する。日本学術振興会の二国間交流プログラムに日本側の代表として応募し、その研究資金を獲得することにより、研究基盤をより堅固なものにしたい。

関連写真・図

カオス的な運動を示すポアンカレ切断
カオス的な運動を示すポアンカレ切断

代表者情報

吉田健太郎

・代表者氏名:吉田健太郎
・所属部局名:理学研究科
・自己紹介:専門は素粒子論で、主な研究分野は超弦理論とその数理的な性質。最近は、ゲージ理論と重力理論の双対性について、弦理論における可積分性とカオス(乱流)という二つの数理的な側面に興味を持って研究している。
・関連URL:
http://kyouindb.iimc.kyoto-u.ac.jp/j/dD9rQ
http://www-gauge.scphys.kyoto-u.ac.jp/
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_results/2016/161130_1.html