Research Support
SPIRITS

生体質量分析と統計的信号解析の融合に基づく深化メタプロテオーム解析

研究スローガン

統計と計測の融合で、プロテオーム解析の限界を突破しよう!

キーワード

プロテオミクス、質量分析、ベイズ統計、信号解析

研究背景および目的

ナノスケール液体クロマトグラフィー・タンデム質量分析を用いるプロテオミクス計測データと最先端の統計的解析手法を融合させることにより、今まで検出できなかった計測限界を突破すること、および今までエラーが多かった計測精度を向上させることを目指す。

成果の要約

SPIRITS内およびSPIRITSチーム主催の国際ワークショップで招聘した海外研究者との共同研究によって、我々が企図した最先端の統計解析手法がプロテオミクス質量分析データ解析に威力を発揮することを証明できた。また、石濱を代表研究者としたJST-CREST「計測技術と高度情報処理の融合によるインテリジェント計測・解析手法の開発と応用」領域への申請、JSTライフサイエンスデータベース統合化推進プログラムへの申請においては、SPIRITSメンバーの的確な助言、コメントにより採択に至った。

今後の展望

SPIRITSチームメンバーの協力で獲得したJSTプログラムの研究をさらに発展させるとともに、このチームで構築した国内外のネットワークをさらに拡大させ、新しい融合領域を開拓するとともに、次世代のプロジェクトリーダーの育成に繋げたい。

関連写真・図

第2回京都生体質量分析研究会シンポジウムのポスター
International Proteogenome Workshop in Kyoto 2018 のポスター
International Proteogenome Workshop in Kyoto 2018 の参加者
Meta-Omics Workshop in Kyoto 2019のポスター

代表者情報

石濱 泰

・代表者氏名:石濱 泰
・所属部局名:薬学研究科
・自己紹介:京都大学工学部卒、同修士修了後、エーザイ株式会社、慶應義塾大学特別研究准教授を経て、2010年より京都大学薬学研究科教授。博士(薬学)。プロテオミクスのための基盤技術の開発と生命科学への応用を研究テーマとする。
・関連URL:
http://www.pharm.kyoto-u.ac.jp/seizai/