Research Support
SPIRITS

京都の社寺の記録から描く天変地異と人々の対応

研究スローガン

むかしの人々は天変地異をどのようにとらえたか?

キーワード

地震、オーロラ、太陽、歴史、史料

研究背景および目的

京都の寺社の日記の調査により、過去に発生した地震災害、風水害、土砂災害などの自然災害や、日々の天候、天文現象に関する情報を抽出し、その記述をもとに現代の知見にもとづく解釈をおこなう。研究にあたっては自然科学、人文社会科学の研究者が集い、対話することにより研究を深めることを目標とした。

成果の要約

京都の社寺の史料の撮影を実施し、解読および分析をおこなった。メンバーを集めた研究会を年間3回程度、メンバー外の研究者招いた研究会を1回、市民参加型ワークショップ「古典オーロラハンターIN京都」(2018年11月18日)を実施した。また、日本地球惑星科学連合2019年大会において開催する「歴史学×地球惑星科学」セッションの母体となった。

今後の展望

SPIRITSで形成されたチームにより2019年度以降も京都の社寺史料の撮影およびその異分野融合のチームによる分析を継続する。また、さらに幅広く共同研究を進め、異分野融合型の研究を推進する枠組みの構築をめざす。

関連写真・図

市民参加型のオンライン翻刻プロジェクト「みんなで翻刻」のトップページ
明和7年のオーロラに関する絵図(沼津)

代表者情報

加納 靖之

・平成29年度代表者氏名:加納 靖之
・所属部局名:東京大学地震研究所/地震火山史料連携研究機構
・自己紹介:2018年6月まで京都大学防災研究所附属地震予知研究センター地震予知情報研究領域助教。専門は地震学。2018年7月より東京大学地震研究所および地震火山史料連携研究機構准教授。京都大学古地震研究会の創設メンバーのひとり。
・関連URL:
http://researchmap.jp/kano_yasuyuki
http://honkoku.org/

橋本 学

・平成30年度代表者氏名:橋本 学
・所属部局名:防災研究所
・自己紹介:京都大学防災研究所附属地震予知研究センター海溝型地震研究領域教授。専門は地殻変動論、宇宙測地(特にSAR)。2019年度より京都大学防災研究所長。
・関連URL:
http://www1.rcep.dpri.kyoto-u.ac.jp/~hasimoto/Manabu/Index.html