Workshop
ワークショップ

不便益システム研究会「心」

開催日

2016年12月9日(金)

会場

キャンパスプラザ京都 6F 第7講習室(龍谷大学サテライト講習室)
(http://www.consortium.or.jp/about-cp-kyoto/access)

メンバー

川上 浩司 京都大学 デザイン学ユニット・特定教授(システム工学・システムデザイン)
平岡 敏洋 京都大学 情報学研究科・助教(ヒューマンインタフェース)
白川 智弘 防衛大学校 電気情報学群情報工学科・助教(生命システム論)

ワークショップ概要

◆不便益システム研究会「心」

・日 時:2016年12月9日(金)16:00〜18:00

・会 場:キャンパスプラザ京都 6F 第7講習室(龍谷大学サテライト講習室)

・参加費:無料(ただし懇親会参加は実費)

・プログラム(予定):

 16:00-17:00 話題提供:「生命と不便益」(防衛大学校電気情報学群情報工学科 白川智弘 助教)

道具が道具としての定義に従った機能性を提供することが便利であるとするならば,不便益とは道具が使用者や使用環境と出会い,相互作用することによって定義に含まれない想定外の益をもたらすことであると言い換えることができる.このような事態は,生き物がその進化における試行錯誤の結果,元々生存には直結していなかった構造や機能に新たな意味を付与し,新しい生物としての在り方(新たな生態学的ニッチ)を獲得することに類似している.本講演の前半では,道具-環境という関係を生物-環境という関係にパラフレーズすることによって,生命システム論の観点から不便益の意義を再評価すると共に,不便益を表現するための新しい方法について提案する.後半では,前半での議論を踏まえつつ,教育における不便益を定量的に評価するための実験について紹介する.

 17:00-18:00 ワーク:生命と不便益

詳細:http://www.symlab.sys.i.kyoto-u.ac.jp/fubenekisystemlab.html