京都大学アカデミックデイ2018

温泉で魚と緑を増やす研究

研究者からの一言:温暖化と漁獲高問題その解決策になれればと思います。

日本の中央構造線地帯の川の岸壁等から鉄イオンを大量に含む温泉の湧出が知られています。そこにフルボ酸という腐植生物質を添加し、フルボ酸鉄という酸化せず植物プランクトンが使える成分に変化させ、そのまま川から流れて海にたどり着く事で、植物プランクトンを増やし魚を増やしたり二酸化炭素を減らす方法の研究です。

出展代表者

大阪府立長野北高等学校
 清水 大河 3年

参加者

大阪府立長野北高等学校
 清水 大河 3年
 岩根 啓樹 教員/科学同好会顧問

関連URL

http://www.osaka-c.ed.jp/naganokita/

来場者より

がんばっていた賞
高校生なのにすごいで賞
清水君、大学でも研究をがんばってほしいで賞
未来の科学者賞
熱意がよく伝わったで賞
君ホンマに高校生か?すごいで賞
とても優しいで賞
おもしろいで賞
未来にむかって賞
おもしろかったで賞
将来がとても楽しみです。これからもがんばってほしいで賞
すごい高校生で賞

アカデミックデイを経ての感想

今回,初めて京大アカデミックデイに参加させていただきました,大阪府立長野北高等学校科学同好会です。

私達はこのような発表をした経験もなく,京大アカデミックデイで発表させてもらえる事が決まった時は長野北高校一同驚くばかりでした。

そのため拙いポスター発表でありましたが,それでも多くの方が見に来てくださり私達の研究が少しでも伝える事が出来て凄く嬉しかったのが一番印象に残っています。

また見せていただいた他の方の発表や,様々な分野の方から今まで思いつかなかった視点からの指摘や批評をいただけた事も今後の研究に向けての参考や今後の課題を見つける事ができました。

科学同好会一同,このアカデミックデイを励みにこれからも鉱泉でのフルボ酸鉄供給の研究を頑張っていきます。

またどこかで私達が発表していたら見に来てくだされば幸いです。

今回は大変ありがとうございました。

フォトギャラリー

研究者の本棚

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

今の仕事(研究、進路)を選ぶきっかけになった本

鉄は魔法つかい

畠山重篤 / 小学舘

元々こちらの本を偶然図書館で見つけたのが今の研究のきっかけです。 この本を見つけていなかったら今の研究もありませんでした。 内容は牡蛎養殖家である畠山氏の半生と共に、あまり知られていない海においての「鉄」の重要性と、その「鉄」で魚や緑を増やし、海を豊かにしようとしてきた人達のエピソードが語られます。 字も大きく挿し絵もありとてもわかりやすく纏められてある本です、きっと山や川、そして海への視点が180度変わる本だと思います。

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