京都大学アカデミックデイ2018

縁の下の力持ち「触媒」と「計算化学」

研究者からの一言:計算化学で見る触媒の世界を楽しく研究しています。

触媒は私たちの身近でも、化学工業、企業、大学の研究室でも大切です。計算化学も実験では知ることのできないことを私たちに教えてくれます。実は、縁の下の力持ちである触媒と計算化学は密接な関係にあります。そんなことを説明します。

出展代表者

福井謙一記念研究センター
 榊 茂好 シニアリサーチフェロー

参加者

福井謙一記念研究センター
 榊 茂好 シニアリサーチフェロー

来場者より

地味と言わないで。理論化学すごいで賞
化学好きにも楽しめる賞
おもしろかった賞
裏話が聞けたで賞

アカデミックデイを経ての感想

立ち寄ってくれた方に、大学1-2年生が結構多かったので、専門的な内容の紹介に興味を持ってくれた。資料は、一般的な内容+専門的な内容(こちらは概要程度)で用意していたが、双方とも役に立った。
大学で専門課程に入る前に、色々な研究を知りたいと言う希望から参加しているようであった。彼らに、基礎的内容がどのように現在の専門的研究につながっているか、を説明すれば良かったと思っている〔実際は時間が不足していて、できなかった)。

参加する教員にも負担がかかり、準備する事務も負担がかかる催しですが、やはり、参加者は真剣に聞き、質問してくるので、価値のある催しと感じている。高校生が少なく感じたが、高校へのPRはもう少ししてもよいように思う。

フォトギャラリー

研究者の本棚

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

若者にお勧めしたい本

現代化学史

廣田護

化学の歴史を、優れた物理化学研究者であった廣田護先生(京大理学部名誉教授)が執筆したものです。

取り扱い: 京都大学図書館

学問の創造

福井謙一

日本で始めてノーベル化学賞を受賞された福井謙一先生(当時、京大工学部石油化学科教授)の少年期・青年期の思い出、研究者としての思い出や想い、基礎を重視する考え方(応用をするなら基礎からをやれ)、倫理的に優れた研究者とは、などが書かれており、理工系の学生さんに読んでほしい

取り扱い: 京都大学図書館

  • Facebook
  • Twitter