京都大学アカデミックデイ2014

お腹の中で子供を育てるサカナ

研究者からの一言:「ギョギョギョ」だけがサカナ研究者じゃない!

多くの魚は子供を卵で産みます。しかし一部には、お母さんがお腹の中で赤ちゃんを育てて産む魚がいます。今回はメキシコ産の胎生魚ハイランドカープの“赤ちゃんを育てる仕組み”を紹介します。

出展代表者

再生医科学研究所
 飯田 敦夫 助教

参加者

再生医科学研究所
 飯田 敦夫 助教
 徳増 雄大 修士2回生
 脇 華菜 博士1回生

関連URL

https://sites.google.com/site/tol24682/

来場者より

話のテンポがよく聞きやすかったで賞
これからもがんばってほしいで賞
子どもをひきつけたで賞
子どもも喜んだで賞
わかりやすかったで賞
分かりやすかった賞
チョコレートおいしかったで賞
わかりやすく教えてくれたで賞
独創的過ぎで賞
栄誉リボン賞
魚のお産は大変で賞
わかりやすく説明できたで賞
これからの発見が楽しみで賞
金魚のふんが赤ちゃんだったで賞
おもしろ生物賞
胎生のおさかな賞
魚愛しすぎで賞
頭上の魚がインパクトで賞
面白い話だったで賞
いつもにぎわっていたで賞
ワクワク賞
そんな魚がいるとは思わなかったで賞
おもしろかった賞
すごいで賞
熱中させられたで賞
魚愛賞
一番ためになったで賞
興味深いで賞
人間と魚の共通点を知ることができた賞
勉強になったで賞

アカデミックデイを経ての感想

毎年、少しずつ手を替え品を替え、今年で3回目のアカデミックデイへの出展となりました。今回は魚が泳ぐ水槽や、その場で標本を観察できる顕微鏡を持ち込み「ちょっと通りがかるだけでも目を惹くような」展示を心掛けました。その甲斐あって、子供から大人まで多くの人に足を止めていただき、お互いに日頃の生活では経験できない、刺激的な交流になったと感じています。これからも研究を進捗させ、年に一度のアカデミックデイの機会を有意義に活用したいと考えています。次回もサカナを楽しみましょう!

飯田 敦夫

フォトギャラリー

研究者の本棚

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

今の仕事(研究、進路)を選ぶきっかけになった本

てんぎゃん

岸大武郎著 / 集英社

「純粋な知的好奇心で動く!」ということの素晴らしさを教えてくれた本。南方熊楠は英科学誌Natureに51報の掲載実績を持つ、現在においても日本人のレコードホルダー!和歌山県白浜町の「南方熊楠記念館」(隣の「京都大学付属白浜水族館」も併せて)は生物系研究者なら一度は行くべき聖地巡礼です。

今ハマっている本(誰かとこの本について話したい)

猫楠

水木しげる著 / 角川書店

和歌山県の「南方熊楠記念館」を訪れた際に購入した本。熊楠の奇人変人さが水木しげるによって更にアレンジされており、とても楽しんで読むことが出来ました。

取り扱い: 京都大学図書館

テラフォーマーズ

作:貴家悠作、画:橘賢一 / 集英社

ストーリーについては言及しませんが、とにかく作中に珍獣が解説付きで登場するのがアツい!登場した生物は欠かさずネット検索で調べて、解説が本当かどうかを確認しています(笑)

若者にお勧めしたい本

Current Biology

Cell press

生物学全般を扱う隔週刊の学術雑誌です。なかなかの頻度で、一般目線からも興味深い論文(例.「フンコロガシは天の川を目印に移動する」「タコの足はなぜお互いに絡まらないのか?」「イカにも痛覚がある」「メスが雄性生殖器を持つ虫がいる」)が掲載されます。インターネット等で日本語の要約記事を読むのもいいですが、原著論文を英語で読むとまた違った味わいがあります。

取り扱い: 京都大学図書館/ 京都府立図書館

ぞりん

井口尊仁・石黒謙吾著 / 扶桑社

「ぞりん」というのは、ゾウとキリンを組み合わせたCGのことです。この本は、そんな架空の動物の写真集です。これは若者というか、未就学のお子さんを持つお父さんお母さんにオススメです。以前、知り合いの子供(当時2歳くらい)にプレゼントしたら非常に気に入ってくれて、動物園に行くたびに「ぞりんはどこ?」と言って両親を困らせ、僕のところにクレームが入りました(笑)

自分の研究に関連して紹介したい本

波打際のむろみさん

名島啓二著 / 講談社

最初は人魚系ギャグマンガだとタカをくくっていたら、意外にも魚の形態や生態、珍魚にまつわる迷信などを上手く使ってギャクを展開していて、感服致しました。

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