京都大学アカデミックデイ2016

視線・表情・間合いを読むコンピュータ

研究者からの一言:間の合った人工知能はできるでしょうか?

人は,他者の視線や表情をみて,その人の興味・注意や,集中の有無などといった心的状態を読み取ることができます.コンピュータ・人工知能が人の視線や表情を読む方法や,それに基づいて適切な間合い・タイミングでやり取りする仕組みを紹介します.

出展代表者

情報学研究科
 川嶋 宏彰 准教授

参加者

情報学研究科
 川嶋 宏彰 准教授
 下西 慶 博士後期課程2回生
 澤 信吾 修士課程1回生
 西出 智貴 修士課程1回生

関連URL

http://vision.kuee.kyoto-u.ac.jp/

来場者より

ワクワクしたで賞
実用化が楽しみで賞
AIっておもしろいで賞
実用性のある研究うらやましいで賞

アカデミックデイを経ての感想

多くの方に興味を持っていただき、研究としての目標や、普段の生活での応用など、思っても見なかった視点からたくさんのコメントをいただき、大変刺激をうけました。また機会があれば是非参加したいと思います。

フォトギャラリー

研究者の本棚

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

今の仕事(研究、進路)を選ぶきっかけになった本

愛は脳を活性化する 岩波科学ライブラリー (42)

松本元 / 岩波書店

立花隆の100億年の旅で著者の研究を知って,学部生の頃に読みました.自分で学習して自分で頭がよくなっていく脳型コンピュータやチップが開発されているということに驚きました.Deep Learning が話題の今こそ読み返すと新たな発見があるかも.

取り扱い: 京都大学図書館

若者にお勧めしたい本

「少年探偵団」シリーズ

江戸川乱歩 / ポプラ社

小学生のころワクワクしながら読んでいました.小林少年.表紙の絵がまたなんともよかったです.今年からパブリックドメインらしいです.

自分の研究に関連して紹介したい本

SYNC(シンク)

スティーヴン・ストロガッツ(蔵本由紀監修,長尾力訳) / 早川書房

蛍はリーダーがなくとも光り方が同期して秩序が現れる.そんな話から始まって,宇宙,生物,脳,物理現象など,いたるところに存在する「同期(シンク)」の謎(原理)に迫ろうとします.周期的なものの同期ではなく,どうやって人同士の,もっと自由度の高い,間の合わせ方などへ展開できるのだろうかと思いながら読むのも面白いと思います.

取り扱い: 京都大学図書館

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