兵庫県中南部の形成過程をモデル化する
研究者からの一言:身近な研究が生活にどう結びつくのかを伝えたいです。
地学部には、地域を流れる一級河川の加古川の氾濫によっておこる水害被害を受けた生徒が複数在籍している。水害の主な原因のひとつに岩石の分布があると考え、兵庫県中南部を東西20km×南北160kmにわたって河川沿いに兵庫県を縦断して露頭調査を行い、90の試料を採取して分析した。その結果、兵庫県中南部の形成過程を明らかにし、水害の原因を解明することができた。この成果は地域行政に提供し、防災計画の策定に役立てられている。
出展代表者
兵庫県立西脇高等学校
川勝 和哉 教諭
参加者
兵庫県立西脇高等学校
川勝 和哉 教諭
石井 紗智 2年
村上 智 2年
田中 朱音 2年
戸田 亮河 2年
村上 凱星 1年
笹倉 瑠那 1年
福田 俊介 1年
神崎 直哉 1年
来場者より
熱心にとりくめていたで賞
高齢者にも親切に説明してくれたで賞
後輩がんばっててビックリしたで賞
積極的に説明してくれたで賞
よく調査したで賞
よく歩いたで賞
研究に対する熱意がよくわかりましたで賞
一番期待できるで賞
将来を期待する未来の研究者で賞
研究をとても楽しんでいたね賞
身近な話やウラ話が聞けたで賞
安心・安全な未来が感じられたで賞
フレッシュ感
よくがんばった&丁寧に説明してくれたで賞
いっしょうけんめいで賞
アカデミックデイを経ての感想
日頃、日本地質学会や日本物理学会をはじめとする専門学会や、高等学校総合文化祭などのような、どちらかというと丁々発止のやりとりが一般的な発表会での発表に慣れているので、今回の京都大学での発表はひじょうに新鮮でした。
伝えたいという思いと、知りたい、聞きたい、理解したい、という思いがマッチして、とても充実した楽しい時間でした。特に、自然科学ばかりではなく文科系の研究の発表も聞くことができたことがワクワク感を増しました。
研究は、研究をおこなった自分たちだけが、その結果や意義を知っていればよいというものではなく、それを社会に発信して初めて意味をなすものです。その意味では、多くの方々にわたしたちの汗と涙の結晶である研究成果を知ってもらえたことは、大きな喜びでした。
兵庫県立西脇高等学校
地学部・生物部顧問 川勝和哉