京都大学アカデミックデイ2017

教育・学習支援のためのデータ分析

研究者からの一言:未来の教育について研究しています

現在の学校教育現場では、デジタル教材やビデオ映像など、コンピュータを使って様々な授業が行われています。
その中では、大量の利用履歴データ蓄積されており、その分析によって、学生がどのように学習が行なわれてきたか、等が把握できます。
本研究ではこのようなデータ蓄積・分析のための情報基盤を研究開発しています。

出展代表者

学術情報メディアセンター
 緒方 広明 教授

参加者

学術情報メディアセンター
 莊司 慶行 特定研究員

関連URL

http://www.let.media.kyoto-u.ac.jp/

来場者より

話をたくさん聞いてくれたで賞
実現させてほしい賞
頼りにしますで賞
頼りにしてます賞
京大文化を大切に賞

アカデミックデイを経ての感想

普段あまりお話しすることのない幅広い年齢層、多様なバックグラウンドの方と研究について話すことができ、大変刺激的でした。

本イベントを通じて、研究上の新たな視点や、研究に欠けている点など、多くのことに気づけたように感じました。

フォトギャラリー

研究者の本棚

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

今の仕事(研究、進路)を選ぶきっかけになった本

星を継ぐもの

ジェイムズ・P・ホーガン / 東京創元社

サイエンス・フィクションの古典的名作に数えられる1冊ですが、個人的には「フィクション・サイエンス」だと思って読んでいます。 人類の起源をめぐる架空の調査をテーマに、研究とは、学問とは何かを掘り下げます。 研究ってなんだろう、大学に進学しようかどうしようか、と進路に迷っている人におすすめです。

今ハマっている本(誰かとこの本について話したい)

働きたくないイタチと言葉がわかるロボット:人工知能から考える「人と言葉」

川添愛 / 朝日出版社

猫も杓子もAIブームな昨今ですが、現状のAIに本質的に何ができて何ができないのか、AIにとって理解とは何なのかを正しく説明できる人は多くありません。 この本は寓話形式で、AIの現状や仕組み、代表的なアルゴリズムを紹介しています。 「いつか機械が反乱を起こすに違いない」とAIを極度に恐れている人や「我が社もAIで問題解決だ」と息巻いている人たちに、正しく冷水をぶっかけるために、ぜひ読んでみてください。

若者にお勧めしたい本

ゼロからトースターを作ってみた結果

トーマス ・ トウェイツ / 新潮社

いま身近にあるすべての便利な道具たちは、これまでにたくさんの人たちが改良に改良を重ねてきた結果、ようやく存在できているものばかりです。 最も原始的な家電の一つであるトースターすら、仕組みをよく知っていたとしても、ゼロから作ろうと思うとかなり困難です。 全能感とやる気に溢れた若い人、「なろう小説」が好きな人にぜひ読んでもらいたい一冊です。

取り扱い: 京都大学図書館

自分の研究に関連して紹介したい本

AIの遺電子

山田胡瓜 / 秋田書店

週刊少年チャンピオンに連載されている漫画作品です。 コンピュータや人工知能が当たり前のように生活に入り込みつつある現代を考えるきっかけとして、是非読んでみてください。 小難しい話は抜きにして、普通に漫画としても面白いです。

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