京都大学アカデミックデイ2018

人工遺伝子スイッチライブラリー

研究者からの一言：医療に役立つ化合物をライブラリーから見つける

私たちの研究は、DNA配列を認識するN-メチルピロール-N-メチルイミダゾール(Py-Im)ポリアミドと機能分子を連結させた薬剤候補化合物のライブラリーを作成し、ヒトがん細胞に対する効果を評価しながら、新しいがんの治療薬の創成を目指しています。

出展代表者

大学院理学研究科
　杉山弘　教授

大学院理学研究科
　杉山弘　教授
　板東俊和　准教授
　朝光世煌　博士課程3年
　前田里菜　博士課程1年
　小幡俊介　修士課程2年
　大野智　修士課程1年

最先端賞
おもしろかったで賞
これからも研究をがんばってほしいで賞

今年は朝方は小雨でしたが、昼には持ち直し青空に恵まれた中、
老若男女を問わず多くの一般の方々に見学していただけました。

研究室として、今回で５回目の参加となる中、ポスター展示以外で、
一つの新しい試みとしてVRによるDNAモデルの体験を展示いたしました。

会場への機器の搬入、説明、操作指示等、初めての展示で色々と力及ばずの点もございましたが、
体験いただいた方々からは、概ね好評をいただくことができました。

また、来年も今回の反省点を活かして、本学での研究を進めながら、
成果をどのように分かり易く人に伝えるか、企画したいと思います。

ありがとうございました。

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

入江一浩、津江広人　編著

高校生から大学生に向けの本である。有機化学に馴染みのない学生に対して、有機化学を初心者向けに幅広く書かれた教科書的な入門書として推薦したい。

太田邦史

新しく発展しているエピジェネティクスとゲノムについてわかりやすく書かれた入門書で、複数回読む価値がある本です。ノートを作り今でもよく読み直しています

杉山　弘、板東俊和

「化学を基盤とした生物学」をコンセプトに、ケミカルバイオロジーの基礎をまとめた入門書である。有機化学と細胞生物学をつなぐための化学的知識を解説している。