京都大学アカデミックデイ2018

現実から目を逸らすな~海洋ごみ問題~

研究者からの一言:今話題の「マイクロプラスチック」、見てみませんか?

プラスチックごみが水域浮遊中に紫外線や波浪等で微細化し、5㎜以下になったものを「マイクロプラスチック(以下、MP)」というが、回収が不可能に近く、その実態はほとんど知られていない。本校の調査で得られたMPを展示するとともに、誰でもどこでも調査可能な簡易プランクトンネット製作について提案する。

出展代表者

京都府立海洋高等学校
 長岡 智子 教諭

参加者

京都府立海洋高等学校
 長岡 智子 教諭
 大森 帆貴 3年
 下戸 宥人 3年
 山口 稜真 2年
 森武 蒼太 2年
 谷口 絵梨 2年
 髙橋 弥来 2年

関連URL

http://www.kyoto-be.ne.jp/kaiyou-hs/

来場者より

がんばってるで賞
私はゴミをすてません賞
どの向きに研究を進めるので賞
これからも調査してほしいで賞
応援したくなる賞
これからも研究を続けてほしいで賞
タイムリーな研究で賞
がんばった賞
これからも研究をがんばってほしいで賞
海洋ごみ 期待賞
身近な海の問題がわかったで賞
高校生なのにすごいで賞
「プラスチック」の使用を減らしま賞
気付きをありがとうございましたで賞
日本の未来を明るくしてくれる、制服姿がよかった賞
高校生がんばれ賞
地道にがんばって下さい賞
わかりやすかったで賞
おもしろかった賞
毎年とてもよい賞

アカデミックデイを経ての感想

京都府立海洋高等学校 山口 稜真

 今回は、京都大学アカデミックデイ2018に参加させていただいて、普段の学習の中では学ぶことも、知ることもできないような、貴重な経験を積むことができたと思う。

 参加前は、どんな人が来て、どんな風に話を進めていけばよいのか、イメージがつかめなかった。しかし、実際に始まってみると、ポスターを見に来てくれる一般の方々は、私たちの発表をしっかりと聞いていただき、気になったことを質問していただくことで、話を進めていくことができました。この質疑応答を通して、その内容に対しての課題や今後の研究の方向性等を改めて考え、理解することにつなげることができたと思う。

京都府立海洋高等学校 谷口 絵梨

 京都大学アカデミックデイに参加し、2つのことを学ぶことができました。

 1つ目は、発表の方法です。今回は、水産学会とは雰囲気が異なり、大人から子どもまで、研究者から一般の人まで、さまざまな人に説明をしました。その日問い合わせて、話す内容を少し変えたり、さまざまな角度からの質問に答えるのは難しかったです。しかし、多くの人とのコミュニケーションを通して、発表の仕方もスキルアップしたと思います。また、他のポスター発表を見る中で、どのように発表すれば良いのかを学ぶことができました。自分が聞く側に立つと、どういった部分に興味を持つのか、何分くらい話すのが良いのかなどが見えてきました。話をするときは、相手のことを考えて話すことが大切なのだと改めて実感することができました。

 2つ目は、一見自分とは関係ないと思っていた分野も、話を聞いてみると、自分の興味がある部分に繋がっているということです。水産以外の分野の話を聞くことができたことが、今回の財産になりました。私が海洋高校生だと話すと、海や自然に絡んだことを話しかけてくださったり、「このグラフや言葉は研究をする中でよく出てくるよ。」と教えていただきました。自分にはまだ知らない世界がまだまだあると分かり、視野を広げなければならない、もっと知りたいと感じることができました。

 いろいろな視点を持つことが大切だと分かったので、もっと自分自身を成長させるために、貪欲に学びたいです。

フォトギャラリー

研究者の本棚

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

自分の研究に関連して紹介したい本

プラスチックスープの海 北太平洋巨大ごみベルトは警告する

チャールズ・モア、カッサンドラ・フィリップス

普段、陸域で生活する私たちに、想像できるでしょうか。 河川から海へ流れ出た「プラスチックごみ」がどのような一生をたどるのか。 海岸には漂着ごみが溢れていますが、海の真ん中にはごみは無いのでしょうか。 この本は、海洋ごみ問題について述べられています。 写真も多く掲載されていますので、ぜひ、御一読いただき、 「プラスチック製品との付き合い方」について、一緒に考え、行動しましょう。

  • Facebook
  • Twitter