京都大学アカデミックデイ2019

合成生物学で、世界をよりよい場所に!

研究者からの一言:合成生物学はわたしたちの生活を変えていきます!

さまざまな遺伝子を組み合わせて世の中の役に立つものを作る、「合成生物学」と呼ばれる研究分野が急速に発展しています。その発展の中心には、毎年ボストンで開かれる大学生による合成生物学の世界大会「iGEM」があります。iGEM大会に挑戦する、京都大学チームの活動を紹介します。

出展代表者

iPS細胞研究所
 Knut Woltjen 准教授

参加者

iPS細胞研究所
 Knut Woltjen 准教授
ウイルス・再生医科学研究所
 北畠 真 助教
薬学部
 田向 健人 2年
医学部
 山内 萌々乃 2年
理学部
 劉 裕介 1年

関連URL

http://www.cira.kyoto-u.ac.jp/woltjen/

来場者より

子供にもわかりやすくお話してくれたで賞
例えをうまく使って説明してくれたで賞
小学生のぼくでも分かりやすかったで賞
楽しすぎて震えたで賞
アツいで賞
お金をもっとあげてほしい賞
ボストンで世界一になってくれるで賞
世界の海をきれいにするで賞
研究者フレンドリー賞
ぜひ研究を活用していってほしいで賞
スライム水鉄砲賞
地球を大事にしていきま賞
自ら考え作りだしすごいで賞
大会頑張って欲しいで賞
更に研究を発展させてほしいで賞
水鉄砲がとても面白かったで賞
早口だったで賞
すみやすい世界に賞

アカデミックデイを経ての感想

iGEMは、医療や環境を含むさまざまな社会問題を生物工学の力で解決しようと挑戦する学生たちが集う大会です。iGEMでは研究活動だけでなく、学生たちが専門家の意見を取り入れたり、自分たちの活動の意義を一般の人々に伝えようとする活動も奨励されています。京都大学アカデミックデイは、京都大学の学部生からなるiGEMチームにとって、自分たちのアイデアを多くの方々と共有する最高の機会となりました。来場されましたみなさんとディスカッションをする過程で、現在取り組んでいる「マイクロプラスチック問題」の解決に向けてしっかりとした貢献をしようと、学生たちは大きく励まされました。10月にアメリカのボストンで行われるiGEM大会本番では、学生たちはこのアカデミックデイでの発表の経験をいかして、自分たちの活動内容と成果をしっかり発表してきてくれることと思います。

フォトギャラリー

研究者の本棚

本出展の参加研究者がお勧めする本をご紹介。

今ハマっている本(誰かとこの本について話したい)

合成生物学の衝撃

須田 桃子 / 文藝春秋

合成生物学のはじまりから現状まで、多くの研究者に取材しています。iGEMのはじまりについても紹介されています。クレイグ・ヴェンターによる「人工的に作成された細菌」の話など、まるでSFですがすべて現実です。

取り扱い: 京都大学図書館

自分の研究に関連して紹介したい本

ゲノム編集の衝撃 「神の領域」に迫るテクノロジー

NHK「ゲノム編集」取材班 / NHK出版

最近大きな話題の「ゲノム編集」について、最前線の情報をまとめた本です。

取り扱い: 京都大学図書館

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