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SPIRITS

京大宇宙地球科学の黎明期の研究

研究スローガン

京都と京大の宇宙地球研究の驚くべき歴史がついに解明!

キーワード

科学史、研究者系譜、アウトリーチ、国際貢献、社会貢献

研究背景、目的及び成果の要約

2011年2月に、山本一清・初代花山天文台長(1889~1959)のご遺族から寄贈された山本一清の残した研究資料(5千点以上)「山本天文台資料」の分析・保存・公開を、日本の宇宙地球科学の黎明期の解明という観点から進めた。とりわけ、山本一清、新城新蔵、志田順、松山基範、射場保昭、石塚睦たちに焦点を当てた研究成果を、2014年9月3日~10月19日に開催された京都大学総合博物館特別展「明月記と最新宇宙像」で公開した。

今後の展望

京大宇宙地球科学の系譜の研究を科学史の研究として発展させたい。さらに、京大構内において、京大宇宙地球科学の発祥地の案内板設置を目指す。将来、これらの研究成果を常設展示できるような宇宙科学館を花山天文台に建設したい。

関連写真・図

京大総合博物館特別展「明月記と最新宇宙像」の展示風景

代表者情報

柴田一成

・代表者氏名:柴田一成
・所属部局名:理学研究科附属天文台
・自己紹介:太陽および宇宙における爆発現象のしくみを、電磁流体力学を用いて統一的に解明する研究に取り組む。近年は太陽フレア研究から、宇宙天気研究へと発展し、太陽型星スーパフレアの発見という驚くべき研究にたどりつく。趣味は、地図、麻雀、長嶋茂雄、梅棹忠夫、司馬遼太郎。
・関連URL:http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~shibata/