Research Support
SPIRITS

安全・安心な社会のための特定核物質検査技術の実用化プロジェクト

研究スローガン

テロに屈しない! テロとの戦いに貢献する先端科学技術

キーワード

核テロリズム、特定核物質、非破壊検査、核融合、中性子源

研究背景、目的及び成果の要約

核テロが成功してしまった場合に予想される被害が甚大であることは明らかです。しかしながら、我々が感じる脅威の程度は一般に、起こってしまった場合の重篤度だけではなく、それが起こる可能性の大きさにも依存すると考えられます。核テロが我々にとって脅威である理由は、核兵器に用いられる可能性のある核燃料物質の国内への持ち込みを阻止することが技術的に難しいことにあります。我々はこのようなテロの企みに対抗する先端科学技術の開発に取り組んでいます。

今後の展望

地球環境・エネルギー問題の解決を目差して研究・開発してきた先端科学技術を利用して、不可能を可能にする新たな核テロ対策技術の開発に成功しました。核テロに対する防備を劇的に高めるため早期実用化を目指します。

関連写真・図

超小型放電型核融合装置の外観と内部の放電の様子
超小型核融合中性子源を用いたポータブル核物質検査システム

代表者情報

増田開

・代表者氏名:増田開
・所属部局名:エネルギー理工学研究所
・自己紹介:京都生まれ、広島育ち。1989年京都大学入学。1998年同大学院工学研究科電気工学専攻博士後期課程修了。専門は荷電粒子ビーム物理で、ビーム衝突核融合、高輝度電子銃、自由電子レーザなどの研究に取り組んでいます。
・関連URL:http://www.iae.kyoto-u.ac.jp/beam/index_j.html