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SPIRITS

再生可能エネルギーの平準化と発送電分離事業を促進する巨大エネルギー備蓄装置の研究

研究スローガン

海洋インバースダムで日本のエネルギー問題を解決する

キーワード

巨大蓄電池、海洋インバースダム、再生可能エネルギー

研究背景、目的及び成果の要約

再生可能エネギーは出力が不安定なため、本格的に活用するためには,巨大な蓄電装置が必要になる。本プロジェクトは海水を利用した蓄電装置(海洋インバースダム)の海域への設置を検討した。その結果、海洋インバースダムの構造形式や施工方法、運用方法を適切に選択することで、既存の蓄電装置よりも、機能的およびコスト的に優れた蓄電池として成立できる可能性があることがわかった。

今後の展望

海洋インバースダムの最終形状は巨大な構造物となるため、まずは、プロトタイプを作成して、離島などの小規模なスマートグリットに適用する。その上で、装置の規模を拡大しながら、最終的に、日本のエネルギー問題の解決に貢献したい。

関連写真・図

海洋インバースダムの外観
海洋インバースダムの概念図
海洋インバースダム(KID)の将来

代表者情報

米山望

・代表者氏名:米山望
・所属部局名:防災研究所
・自己紹介:土木分野における三次元数値流体解析が専門。東日本大震災の発災以降は、津波や津波漂流物等のシミュレーションを通じて、津波被害を低減させるための対策に関する提案を行っている。
・関連URL:http://kid-s.jpn.com/