Research Support
SPIRITS
細胞内協奏分子反応過程の力学コントロール
研究スローガン
生きた細胞内で働く分子機械を力学的にあやつる
キーワード
高圧力顕微鏡、分子機械、水和、ナノバイオ
研究背景、目的及び成果の要約
細胞内にある物質のうち実に70%は水分子であり、タンパク質の周囲をぐるりと取り囲んでいる。高圧力をかけるとタンパク質表面の水和状態が主にかわるため、タンパク質の分子構造や機能を変えることができる。我々は高圧力下にあるタンパク質の分子構造や機能活性がどのように変化するのか高感度で測定できる高圧力顕微鏡法を開発し、生きた細胞内で働くタンパク質分子機械のダイナミックな運動変化を捉えることに成功した。
今後の展望
これまで開発してきた高圧力顕微鏡法を発展させることで、生物分子機械がどのようにして水分子と相互作用し生物らしい機能を生み出しているのか明らかにしていきたい。
関連写真・図
代表者情報
・代表者氏名:西山雅祥
・所属部局名:白眉センター
・自己紹介:家庭内では3歳と1歳になる息子たちから力学的なストレスを受けています。
・関連URL:http://www.hakubi.kyoto-u.ac.jp/jpn/02_mem/h24_nishiyama.shtml