Research Support
SPIRITS

宇宙における人類の総合的研究

研究スローガン

宇宙における人間と社会の問題を考える「宇宙の人文社会学」を開拓する

キーワード

宇宙、歴史、宗教、倫理、政策

研究背景、目的及び成果の要約

古代から続く人類の宇宙への関係は、人類の宇宙空間を利用し、また実際にそこへ行く時代が来て新しい段階に入った。宇宙という人類がこれまで経験したことがない全く新しいフィールドは、そこで活動する個々の人間とそれが形成する社会に関して新しい視点と知見をもたらすだろう。千年の時を連続した時間として見ることができる京都の街に、理工系から人文社会系にわたる研究者が集い、宇宙の人文社会科学という新しい学際的な研究を世界に先駆けて開拓し続ける拠点を形成する。

今後の展望

宇宙倫理学、宇宙人類学、東アジアにおける宇宙観の変遷など、具体的な研究プロジェクトの成果を上げることと、特に人文社会系宇宙研究の成果の国際的な発信に力をいれつつ、大学院生や若手研究者を巻きこんで、新しいこと、面白いことにチャレンジし続けたい。

関連写真・図

古今の宇宙観の違いと重なりを宇宙科学研究者と歴史・人文学研究者が議論する国際会議のポスター
国際宇宙ステーションからみた地球とオーロラ(NASA)
自然科学・宇宙科学の授業を受けたデザイン専攻学生の作品(京都精華大学・おおえさき)

代表者情報

磯部洋明

・代表者氏名:磯部洋明
・所属部局名:宇宙総合学研究ユニット
・自己紹介:京都大学大学院理学研究科博士課程修了。専門は宇宙物理学、特に太陽の研究。人文社会系や芸術系などを含む学際的な宇宙研究をいろいろと仕掛ける。アートや伝統文化とコラボした科学コミュニケーション企画も。
・関連URL: http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/