Research Support
SPIRITS

応用哲学における京都大学を核とした国際共同研究スキームの構築

研究スローガン

社会の今を哲学する、東アジアと世界を結ぶ研究拠点を作る

キーワード

応用哲学、応用倫理学、東アジア哲学、専門職倫理

研究背景、目的及び成果の要約

応用哲学という分野は哲学がアカデミズムの枠をやぶって社会のさまざまな問題に対し哲学の洞察を活かしながら一緒に考えていく分野で、これまで存在していた生命倫理学などをも包み込みながら、さらにさまざまな領域をとりこんだ学際分野としてわれわれが提唱しているものである。このプロジェクトでは、応用哲学の諸分野の連携や、東アジアにおける応用哲学研究者の横のつながりを強化し、京都大学応用哲学倫理学教育研究センターを中心とした国際的な研究ネットワークの構築をめざしている。

今後の展望

まずは、応用哲学会の学会誌Contemporary and Applied Philosophy で東アジア現代哲学の特集号を発行し、研究成果を共有する。第二に、東アジア現代哲学国際会議を定例化し、研究コミュニティを育てていく。また、応用哲学・倫理学教育研究センターをホストとして、応用哲学をテーマとした新たな学術誌を立ち上げ、今後の国際的な研究交流のためのプラットフォームとしていく。

関連写真・図

2014年8月に開催された第2回東アジア現代哲学会議の様子
講演者と握手を交わす水谷雅彦教授

代表者情報

水谷雅彦

・代表者氏名:水谷雅彦
・所属部局名:京都大学大学院文学研究科 教授
・自己紹介:もっぱら倫理学の研究に従事しています。道徳や行為についての原理的な問いを論じつつ、日々変化する社会のアクチュアルな問題を哲学的議論の俎上に載せるべく研鑽を積んでいます。