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SPIRITS
「翻訳としての哲学」と他文化理解:双方向的国際化に向けた哲学と教育の学際研究
研究スローガン
翻訳としての哲学——内なる越境を通じた周縁からの文化との邂逅
キーワード
翻訳としての哲学、<他>文化理解、双方向的な真の国際化、高度な語学力を駆使できるグローバルリーダーの育成、哲学の女性性
研究背景、目的及び成果の要約
【背景・目的】 本プロジェクトは、「翻訳としての哲学」を通じ他文化理解に資する哲学と教育の学際研究に取り組む。双方向的な真の国際化を支える高度な語学力を備えたグローバルリーダーの育成に資するリベラル・アーツ教育を提言する。
【成果】 本プロジェクトは、教育と哲学の国際的対話を飛躍的に発展させ、京都大学の世界的なプレゼンスを高めた。国際チームメンバーとの協力のもとでの英語出版数の急速な増加および若手研究者の国際的活動の高まりを達成し、女性哲学者の国際連携を加速させた。
今後の展望
1.思想の双方向的交流と哲学の女性性を活性化させる「翻訳としての哲学」の国際ネットワークを強化する。
2.個と文化の自己批判を通じた他文化理解を高等教育の国際化に取り入れる。
3.質の高い国際交流を通じて若者の越境経験を触発する。
関連写真・図
代表者情報
・代表者氏名:齋藤直子
・所属部局名:京都大学大学院教育学研究科
・自己紹介:ハーバード大学Ed.M、東京大学MA、コロンビア大学Ph.D。東京大学助手を経て2003年より京都大学大学院教育学研究科臨床教育学講座准教授。アメリカ哲学、教育哲学専門。欧米を中心に哲学と教育の異文化間対話に従事している。2014年9月より2015年8月までヘルシンキ大学の学際・国際研究機関Helsinki Collegium for Advanced Studiesの客員研究員。
・http://nsaito.educ.kyoto-u.ac.jp/