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アジア大洋州における気候変動下の極端気象に関する国際共同研究
研究スローガン
アジア大洋州における気候変動下の極端気象に関する国際共同研究
キーワード
アジア大洋州、気候変動、極端気象、非線型大気力学、領域気象数値予報モデル
研究背景、目的及び成果の要約
アジア大洋州の低緯度域は世界有数の多雨地域であり、熱帯低気圧に伴う強風・豪雨をはじめとする極端気象が頻発し、強風や洪水、鉄砲水、地滑りなどの甚大な災害が発生している。また、昨今は、このような極端気象の発生確率が地球温暖化により増大する懸念が示されている。本プログラムでは、京都大学理学研究科の大気科学分科グループが中核となり、アジア大洋州・欧米の関連研究者と共同して「極端気象研究教育国際ネットワーク」を構築し、熱帯湿潤大気特有の極端気象の理解促進とその数値モデル予測の精度向上を目指す国際共同研究を推進した。
今後の展望
2015年度~2017年度は、日本学術振興会研究拠点形成事業B アジア・アフリカ学術基盤形成型「海洋大陸における気候変動下の極端気象に関する国際共同研究」を推進するとともに、2017~2019年度に予定されている国際共同観測研究 “Years of Maritime Continent (YMC)” の企画立案において主導的な役割を果たす。
関連写真・図
代表者情報
・代表者氏名:余田成男
・所属部局名:理学研究科
・自己紹介:京都大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻教授(大気圏物理学講座担当)。成層圏-対流圏結合系における極端気象変動の総合的研究を推進。最近は、冬季周極渦変動に加えて、熱帯域において成層圏変動が湿潤対流とその組織化に及ぼす影響に興味を拡げている。
・関連URL:http://www-mete.kugi.kyoto-u.ac.jp/yoden/