Research Support
SPIRITS

巨大古地震と三星堆文明の滅亡との関係解明研究を通じた国際研究拠点の形成

研究スローガン

活断層地震と人類文明の発達・滅亡との関係を解明する

キーワード

活断層、地震、人類文明、自然災害、地震防災

研究背景、目的及び成果の要約

本研究プロジェクトの目的は、内陸長大活断層により引き起こされた巨大古地震の発生メカニズムと、四大文明に並ぶと近年注目を浴びている長江文明(三星堆文明)の巨大古地震の震災による滅亡という古代文明社会に与える地震被害との関係を解明すること,を通じて,活構造学・地震考古学等融合分野の最先端の国際研究拠点を形成することである。本研究では、長江文明(三星堆文明と金沙文明)の滅亡は巨大古地震の震災による可能性が高いことが明らかになった。また、日本・中国・アメリカの国際的な共同研究チームを構築するこができている。

今後の展望

本研究プロジェクトにより構成される国際研究チームで、活断層学・考古学・歴史学・地震学・地質学・防災減災分野などの総合的な研究を行う。

関連写真・図

三星堆文明遺跡と四川大地震の震源断層である龍門山断層の分布図。

代表者情報

林愛明

・代表者氏名:林愛明
・所属部局名:理学研究科
・自己紹介:東京大学大学院修了後、神戸大学助手、静岡大学助教授・教授を経て、現在京都大学大学院教授。専門は地震地質学。内陸活断層の活動性・地震断層運動メカニズムを解明する目的で,活断層・地震断層および震源断層の浅部〜深部で形成された地震断層岩の調査・解析・高速摩擦溶融実験についての研究を行っています.
・関連URL:http://www-crus.kugi.kyoto-u.ac.jp/crus/Lin_j.htm