Research Support
SPIRITS

情報学的スキルを医学・薬学研究へ応用できる若手人材の育成

研究スローガン

体力勝負のウエット医学研究から知能が勝負のドライの医学研究へ

キーワード

バイオインフォマティクス、米国NIH、医工連携、がん治療

研究背景、目的及び成果の要約

測定機器の感度が大幅に上昇した結果、たった1回の実験でビッグデータが得られるようになった。 そしてビッグデータの獲得が主に臨床研究で実施された結果、生物学全体における臨床研究のレベルが大きく上がった。ビッグデータの解析手法習得のため、若手に米国NIH留学の機会を創った。

今後の展望

米国NIHにおいて、京大の若手が、バイオインフォマティクスを実習できるカリキュラムを充実させる。従来のウエット医学研究は、動物の飼育など、体力勝負の実験が要求された。本学の優れた学生こそが、コンピューターを駆使した思考実験(ドライの医学研究)で世界に貢献できる。

代表者情報

武田俊一

・代表者氏名:武田俊一
・所属部局名:医学研究科・放射線遺伝学
・自己紹介:1980年大阪大学医学部医学科卒業。1年間の臨床研修の後、大阪大学医学研究科(本庶研究室)にて基礎研究を始める。免疫研究からがん治療の分子機構の解析に研究テーマを変えた。現在、がん治療に関して、データマイニングの手法による研究を発展させている。