Research Support
SPIRITS
アジアにおけるもやもや病の高次脳機能障害に関する検討
研究スローガン
もやもや病における高次脳機能障害を日本のみならず、東アジアの国々で検討する
キーワード
もやもや病、高次脳機能障害、東アジア
研究背景、目的及び成果の要約
もやもや病は内頸動脈終末部の狭窄ともやもや血管の増勢を特徴とする東アジアに多い疾患である。今回、当疾患における高次脳機能障害を日本のみならず、東アジアの国々で検討するために当研究は計画された。日本での研究はCOSMO study (Cognitive dysfunction Survey of Moyamoya)として計画され、京都大学医学研究科 医の倫理委員会にプロトコールが申請され、2013年6月21日に承認された。計画は18歳以上60歳未満のCT、MRIで大きな器質的病変のないもやもや病の患者が対象となった。日本国内16施設が参加する登録研究である。また、シンガポール、台湾、韓国からの症例についても解析を行った。
今後の展望
現在進行中のCOSMO-JAPAN studyではもやもや病における高次脳機能障害の原因となるような器質的病変が明らかでないかあっても軽微な症例における画像診断法と神経心理学的検査を確立できる可能性がある。また、アジアでのもやもや病について各国間の際を検討することにより、遺伝要因の関与があるもやもや病の病院に迫ることができると思われる。
関連写真・図
代表者情報
・代表者氏名:宮本享
・所属部局名:医学部 医学科 脳神経外科
・自己紹介:もやもや病は内頸動脈終末部の狭窄ともやもや血管の増勢を特徴とする東アジアに多い疾患です。当疾患は若年者脳卒中の主な原因の一つです。京都大学脳神経外科は当疾患に対する治療で日本随一の症例の治療を行っており、その克服に努めています。
・関連URL:http://neurosur.kuhp.kyoto-u.ac.jp/